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ガスコンロの寿命
ガスコンロには器具を置いて設置するタイ プの「ガステーブル」とキッチンと一体型の「ビルトインコンロ」の2種類があります。どちらのタイプかで、平均的な寿命も多少異なります。
- ガステーブルコンロの寿命:7年前後
- ビルトインコンロの寿命:10年前後
ガスコンロ本体の性能、使用環境によって、寿命は変化しますが、掃除のしやすいビルトインコンロのほうが、一般的には長持ちするようです。また、ガスコンロの部品には保有期間があり、大手メーカーはだいたい製造打ち切りから5年程度が保有期間となっているようです。
修理ができる状態でも、部品が無ければ修理が行えません。取扱説明書に書いてある場合が多いので、使っているガスコンロの部品の保有期間を、確認しておくとよいでしょう。
ガスコンロの電池の寿命
ガスコンロの電池の寿命:半年から1年程度
ガスコンロの点火はアルカリ電池を使って行い、電池が無くなると点火できなくなりますので、火か点かないというときは、まず電池の交換を行いましょう。交換は自宅で簡単にできるようになっています。
ガスコンロのホースの寿命
- プロパンガスのホースの寿命(ホースの色はオレンジ):3年
- 都市ガスのホースの寿命(ホースの色はピンクベージュ):8年
- 都市ガスのホースの寿命(ホースの色はブルー):3年
ガスコンロのホースは、ガスコンロとガス栓をつなぐゴム管で、このガスホースにも寿命があります。年数は、プロパンガスと都市ガス用かで違ってきます。また、都市ガスは数年前に種類が変わったようで、ホースの色によっても耐用年数は異なるようです。
ガスコンロ本体と同様、使用環境によって寿命は変わってきます。ひび割れが見つかったり、弾力が衰えたと感じた時は、ガス漏れが起きてからでは遅いので、早目に交換しましょう。ガスホースはホームセンターにて数百円で購入でき、自分で交換ができます。
ガスコンロの買い替えのサイン
- 火のつきが悪い、点火できない
- 点火する時の音がいつもと違う
- 炎が黄色やオレンジなど、色が変化して安定していない
- 不完全燃焼を起こす
- 点火したのに勝手に消えてしまう
- 火力の調整がきかない
- 使用中に異音、聞きなれない音がする
- ガス臭い
- エラーの表示が頻繁に出る
- 部品が壊れる
- 鍋やフライパンなどが黒くなる
上記の状態が頻繁にみられるようだと、買い替えのサインかもしれません。電池の交換等を行っても改善されない場合は、買い替えを検討してください。
ガスコンロの寿命を延ばすコツ
汚れを放置しないようにする
ガスコンロは油汚れがつきやすいので、頻繁に掃除をして油汚れを取り除いておきましょう。そのまま放っておくと、汚れがどんどん頑固になり、なかなかキレイにできません。油汚れなどの固まった汚れは、バーナーの腐食やガス穴のつまりにつながります。
吹きこぼれを起こさないようにする
調理中の吹きこぼれは、こぼれたものが乾くと汚れになります。油汚れと同様、バーナーの腐食やガス穴の詰まりにつながり、劣化しやすくなります。また、吹きこぼれが基板にいってしまい、故障してしまうケースもあるようですので、調理中の吹きこぼれには気をつけましょう。吹きこぼれがあったときは、乾く前に速やかにキレイにしてくださいね。
コンロは全てかたよりなく使う
コンロは2つまたは3つありますが、いつも同じところばかりを使う、などかたよった使い方をせず、まんべんなく全てを平均的に使うほうが、コンロの寿命を延ばせるそうです。火力がそれぞれ違っているので、お料理に合わせて使い分けてください。
コンロの上には重いものを乗せない
換気扇の掃除のときに、コンロの上に乗り掃除をすることはないですか?コンロの上に調理器具以外の重たいものを置いたり、コンロの上に乗ること、ホースを踏みつけたりすることは故障の原因にもなりかねますので、やめましょう。
まとめ
毎日のご飯の支度には欠かせないガスコンロ。正しく使って、寿命を少しでものばしたいですよね。もともとの寿命がありますが、使いかた次第では、寿命を長くすることもできるかもしれません。吹きこぼれや油汚れの放置は、コンロの劣化につながるそうなので、注意しましょう。