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意外と黒カビがいっぱい…!洗濯槽の掃除は定期的に
皆さんは洗濯槽をどのくらいの頻度で掃除していますか。「そういえば最近洗濯槽の掃除をしていない」という人や「洗濯槽を掃除したことがない」という人も中にはいるかもしれません。
洗濯槽は選択をすると高温多湿な環境を作り出すため、そのまま放置していると黒カビの温床になってしまいます。また、洗濯物から出た汚れが多く残っているため、1ヶ月に1回を目安に掃除するのが理想的です。
最低でも2ヶ月に1回は掃除しなければ、とても不衛生な状態になってしまうので、タオルや衣類を清潔に保つためにも洗濯槽は定期的に掃除しましょう。
洗濯槽の掃除で絶対にしてはいけない『NG行為』3選
洗濯槽を掃除する際は、使う洗剤や洗濯槽クリーナーの種類にも気をつける必要があります。ここでは洗濯槽の掃除で絶対にしてはいけないNG行為を紹介するので、以下の掃除方法は絶対に控えてください。
1.重曹を入れて掃除する
重曹といえば、近年万能家事アイテムとして注目を集めていますよね。しかし、重曹は洗濯槽を掃除することができないので、絶対に使ってはいけません。
重曹は皮脂よごれや油汚れなどは除去してくれますが、洗濯槽に残る雑菌やカビには効果がありません。そのため、重曹で掃除しても隅々まで綺麗に洗い落とすことができないのです。
また、重曹を入れてしまうことで重曹の粒が完全に溶け切らず、洗濯槽に残ってしまう恐れがあります。すると、洗濯槽の穴に詰まってしまうため、より雑菌の温床や故障につながる危険性があります。
2.洗濯機に適していない洗濯槽クリーナーを使う
実は洗濯機の種類によっては、使える洗濯槽クリーナーと使えない洗濯槽クリーナーがあることをご存知でしょうか。洗濯槽クリーナーには、大きく分けて2つの種類のクリーナーが存在します。
- 塩素系洗濯槽クリーナー
- 酸素系洗濯槽クリーナー
どちらのクリーナーも使用できるという洗濯機も多いですが、中にはどちらか1つしか使用できない、適していない洗濯機も存在します。
例えば、ステンレス製の洗濯槽に高濃度の塩素系漂白剤を使用してしまうと、洗濯槽が傷ついてしまうため、正常に洗濯物を洗浄することができなくなる恐れがあります。このように、適していないクリーナーを使用すると、洗濯槽が劣化する原因を生み出してしまうのです。
こうしたトラブルを招かないためにも、ご家庭で使用している洗濯機にはどちらの洗濯槽クリーナーが使用できるのか、あるいはどちらも使用できるのかを今一度確認してみましょう。
3.金属製の洗濯槽にクエン酸を使用する
クエン酸も家事をする際によく使われるアイテムの1つです。クエン酸は水垢などを取り除く作用があるため、一見洗濯槽の掃除に適していると思われがちですが、金属製の洗濯槽にクエン酸を使用すると、洗濯槽を傷つけてしまう恐れがあります。
また、クエン酸は塩素系漂白剤を混ざり合うことで、有毒ガスを発生する危険性があります。クエン酸で洗濯槽を掃除した後、洗濯槽に残っていた場合、次に塩素系漂白剤を使った際に混ざり合うことで、有毒ガスを発生させてしまう危険性があります。
このようにクエン酸を使うと様々なリスクがあるため、基本的には洗濯槽の掃除にクエン酸を使うことは避けるべきでしょう。
洗濯槽を清潔に♪洗濯槽の正しい掃除方法を解説
洗濯槽を掃除する際の絶対NG行為を理解したところで、洗濯槽を清潔に保つための正しい掃除方法を覚えておきましょう。洗濯槽の掃除は洗濯機の商品やメーカーごとに異なる場合もあるので、ここで紹介する掃除方法はあくまで参考程度に見てください。
酸素系洗濯槽クリーナーを使用する場合
- 洗濯機の糸くずフィルターを外して掃除する(この時点で取り付けない)
- 40〜50℃ほどのお湯を満水の位置まで溜める
- 酸素系洗濯槽クリーナーを規定量洗濯槽に投入する
- 「洗う」コースで5分程度洗濯機を回す
- お湯を排水せず、そのままの状態で2〜3時間放置する
- 長時間放置した後、浮いている汚れをネットなどで取り除く
- もう一度④〜⑥の手順を繰り返して完全に汚れを取り除く
- 糸くずフィルターを取り付けて脱水し、出た汚れやゴミを取り除く
手順⑧が終わった時点でまだ汚れがきになるようであれば、もう一度、何も入れずに「洗い」から「脱水」までを行い、汚れをきれいに取り除きましょう。
塩素系洗濯槽クリーナーを使用する場合
- 塩素系洗濯槽クリーナーを洗濯槽に規定量投入する
- 満水の位置まで水を溜める
- 洗濯機を「洗う」から「脱水」まで行い、水が抜けたら完了
塩素系洗濯槽クリーナーは、とても簡単に掃除できる点が魅力的です。しかし、洗浄作用が強いこともあり、洗濯機によっては塩素系のクリーナーを使用することができない商品もあります。必ず塩素系洗濯槽クリーナーが使用できるかどうか確認しましょう。
日頃から洗濯槽を清潔に保つ意識を持つことも大切
洗濯槽をきれいに保つためには、日頃から洗濯槽を清潔に使用することを心がけましょう。
- 洗濯槽に洗濯物を溜め込まない
- 洗濯後に洗濯機の蓋を閉めっぱなしにしない
洗濯槽に洗濯物を溜め込むと雑菌の温床になりますし、洗濯後に蓋を閉めっぱなしにすると、洗濯槽の中が高温多湿状態になるため、黒カビが発生しやすくなります。
こうしたトラブルを避けるために、上記で紹介したポイントを日頃から意識して行うようにしましょう。
洗濯槽は黒カビの温床に!定期的に掃除をしよう
いかがでしたでしょうぁ。洗濯槽は雑菌や黒カビの温床となりやすい場所です。忘れがちな部分ではありますが、必ず1〜2ヶ月に1回を目安に洗濯槽を掃除するようにしましょう。