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豆から挽いてドリップするコーヒーは絶品!
一般的に、家で楽しむコーヒーといえば、すでにコーヒー飲料として販売されている紙パックのコーヒーや缶コーヒー、そして豆を挽いてパック包装されているドリップコーヒーを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、コロナウイルスが感染拡大した後、おうち時間が増えたことも影響し、家でコーヒー豆からコーヒーを楽しむ人が増えています。自分で手間をかけて豆を挽き、ドリップしたコーヒーは、市販されているコーヒーとは一味違う旨味を感じられます。
一般的に店舗などでコーヒー豆を買って家で挽き、抽出器でこして飲むコーヒーをレギュラーコーヒーと言います。初心者は、まずブレンドされたコーヒー豆を選ぶと飲みやすいコーヒーを作りやすいと言われています。
レギュラーコーヒーを楽しむ基本的な方法を解説
コーヒーを豆から購入し、挽いた後にドリップして楽しむレギュラーコーヒーの基本的な方法を解説します。
- コーヒー豆を適した抽出方法で挽く(中挽きと呼ばれる挽き方が一般的)
- ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、お湯を沸かす
- フィルターにカップ1杯分(約10g)の挽いたコーヒーを入れる
- 最初は少しだけお湯を注ぎ、ポタポタと下に滴るまで蒸らす
- 残りのお湯を「の」の字を描くように注ぐ
- できたコーヒーをカップに注いで完成!
きちんと手順やポイントを踏まえて行えば、初心者でも楽しむことができます。コーヒーが好きな方は、ぜひ器具を揃えてチャレンジしてみましょう!
コーヒーがマズくなってしまう『NG行為』5選
レギュラーコーヒーの楽しみ方を読み、やってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。レギュラーコーヒーを楽しむ際は、ポイントを正しく押さえることが重要です。ここで紹介する行為は、コーヒーを台無しにしてしまうのでやめましょう。
1.コーヒー豆を焙煎後1ヶ月以上放置する
コーヒー豆は、焙煎後1ヶ月ほどが賞味期限です。店舗でコーヒー豆を購入する際は、必ず焙煎した日付を確認してください。
コーヒー豆を焙煎後、1ヶ月以上保存した状態で抽出してしまうと、豆がすでに酸化している状態なので、品質が悪くなったコーヒーとなってしまいます。
風味が落ちてしまい、せっかく自ら豆を挽いてドリップしたコーヒーを楽しむのに、美味しさが半減してしまうので、必ずコーヒー豆は焙煎後1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
2.挽いたコーヒー(粉状)を4日以上使わない
コーヒー豆から粉状に挽いたコーヒーは、必ず4日以内に使い切りましょう。理想は、使う分だけ挽き、そのままコーヒーとして淹れる方法です。しかし、どうしても時間がないという場合は、4日以内に使い切れる分だけを挽いてください。
挽いたコーヒーは、4日以上経ってしまうとコーヒー独特の香ばしい香りが抜けてしまいます。品質が劣化し、レギュラーコーヒーならではの美味しさを楽しめなくなってしまうのです。
3.コーヒーを必要以上に挽いて粉を細かくする
コーヒーを豆から挽く際、どうしても「もっと細かく挽いたほうがいいのでは?」と思ってしまい、必要以上に細かく豆を挽いてしまう人が多いです。しかし、コーヒー豆は使う器具に適した方法で挽かなければいけません。
コーヒーを必要以上に細かく挽いてしまうと、苦味や酸味、渋みが必要以上に出てしまい、飲みにくいコーヒーになってしまう恐れがあります。
「コーヒーを豆から挽いてドリップしてみたけれど、なんだか飲みにくい」と感じている方は、ぜひコーヒー豆の挽き方を見直してみてください。
4.高温すぎるお湯を注ぐ
コーヒーをドリップする際に注ぐお湯は、約80〜90℃程度が適していると言われています。これは沸騰したお湯を約30秒程度冷ました状態が目安です。
100℃以上の熱湯を注いでしまうと、コーヒーの持つ独特の風味が強く出てしまい、苦味や酸味、渋みといった飲みにくい風味が際立ってしまうことがあります。
5.安過ぎるフィルターを使う
コーヒーフィルターは様々な価格帯のものが販売されています。中には100円ショップで大量にセットになっているフィルターが100円で販売されていることもありますよね。
「たかがフィルターなら安いものでもいいや」と思う人もいるかもしれませんが、実はこのフィルターこそ非常に重要なポイントです。あまり薄過ぎる厚みのないフィルターを使用すると、注いだ際にお湯が早く落ちてしまい、しっかりコーヒーを蒸らすことができません。
すると、コーヒーの旨味でもあるコクを出すことができないので、薄い味のコーヒーになってしまうことが多いです。レギュラーコーヒーを楽しむ際は、器具の1つでもあるフィルターも吟味したいですね。
試行錯誤を繰り返しながら自分好みのコーヒーを楽しんで
いかがでしたでしょうか。レギュラーコーヒーは、最初のうちはなかなか自分好みの味を出すことが難しいかもしれません。しかし、そこを試行錯誤して自分好みの味を追い求めるのも楽しみの1つです。ぜひコーヒーが好きな方は、この機会に豆から挽いて楽しんでみてはいかがでしょう。