目次
冷凍保存の基本
食材を冷蔵保存するときは、基本情報を把握してから取り組みましょう。
- 冷凍用の保存袋を用意する
- 小分け用のサランラップを準備
- 冷凍保存しやすいよう金属製のトレイを用意
- 冷凍する食材の水気はしっかりと切る
食材を冷凍するときは、専用の保存袋を使います。冷凍焼けを防ぐだけでなく、食材の鮮度を保てるのでたくさん準備しておきましょう。
冷凍保存できる食材と保存期間
食材のまとめ買いと冷凍保存は、節約にも役立つスキルです。しかし、冷凍できる食材と冷凍できる期間は食材によってばらつきがあります。今回は、比較的使う頻度が高い食材の冷凍方法と賞味期限をご紹介します。
1.野菜
野菜を冷凍保存するときは、重ならないように冷凍するのがポイントです。
- 切って約1か月保存可能…玉ねぎ・人参・大根・葉物野菜全般・ねぎ類・キノコ類・ピーマン・ブロッコリーなど
- 約2カ月ほど保存可能…アボカド(丸ごとであれば3カ月ほど)・ピーマン(丸ごと限定)
イモ類は、基本的に冷凍には不向きです。野菜室でも比較的長い期間保存できるので、冷凍せずに使い切りましょう。もやしの冷凍期間は、未開封の状態で3週間ほどです。
2.果物
フルーツは全般的に冷凍に向いていて、冷凍での保存期間の目安は2~3週間前後となります。なかでも、冷凍に向いているフルーツは、以下のようなものです。
- 味が濃い果物…バナナ・ブドウ・ベリー類・マンゴーなど
- 繊維が多いもの…パイナップル・りんご・薄皮をむいたかんきつ類・サクランボ・メロンなど
味がしっかりついている果物は、冷凍してもしっかりと風味や味が感じられます。繊維が多い果物は、冷凍しても固くなりすぎないので、幅広い年齢層が安心して食べられますよ。
3.肉
肉の冷凍保存期間の目安は、1か月ほどです。傷みやすいひき肉は、2週間ほどを目安に使い切りましょう。冷凍に特に向いている肉の種類は、以下の通りです。
- 豚薄切り肉…部位はどこでもOK
- 鶏もも
- 肉豚ひき肉
未開封であっても、肉はトレーのまま冷凍するのはNGです。ドリップが出ている可能性があり、ドリップを吸収するシートと一緒に冷凍保存すると不衛生。ラップに小分けにして、保存袋の中で広げてるのが正しい冷凍方法です。
4.魚
魚の冷凍保存期間の目安は、2週間ほどです。ニオイが冷凍庫内に充満してしまわないよう、しっかりとした処理を行ってください。下処理の仕方は、以下の通りです。
- 切り身・タコ…ペーパータオルで水分を拭き取る(必要に応じてカット)
- 一尾丸ごと…はらわたや頭、エラとウロコを取り除いて切り分ける
- イカ・エビ…下処理を行ってペーパータオルで拭く
- 干物や明太子などの加工食品…できるだけ早く消費
魚は肉よりも期限が短いため、期限に限らず早めに調理して食べきりましょう。
5.ごはん・パン
食事の主食であり、お弁当などにも欠かせない、ごはんとパン。双方ともに、冷凍期間は1か月ほどが目安です。冷凍の仕方を守り、風味を損なわないようにしましょう。
- ごはん…熱いままラップに小分けにして冷凍
- パン…切り分けて冷凍
ごはんは冷凍開始から1週間が過ぎると味が落ち始めるので、できるだけ早めに消費してください。パンはアルミなどにくるんで冷凍し、凍ったままトーストして食べられます。
冷凍した食材の調理方法
冷凍した食材は、基本的に冷凍した状態のまま使用します。野菜などはそのまま炒め調理をしたり、軽く茹でるだけで調理ができるのでとっても便利!
調味料を含ませていない肉は、冷蔵庫で解凍しなければ調理できないものもあるので、朝冷蔵庫に使いたい肉を移動させておきましょう。味付き肉は、そのまま炒めたり湯煎調理など、下味に応じた調理方法を実施。
果物は、冷凍のまま食べるとアイス感覚で食べられるので子どものおやつにぴったりです。ごはんは自然解凍では食べられないので、電子レンジを活用しましょう。
まとめ
冷凍した食材は、使いたいときに使いたい分だけ使用できるので、忙しい現代女性にぴったり!食材に合わせた冷凍方法で食材を保存して、手軽に調理しましょう。