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カビ掃除には『アルコール除菌スプレー』を使うのがおすすめ
フローリングにできたカビは、水拭きで簡単にふき取っただけでは、落ちたとしてもすぐにカビが発生してしまいます。そこで、フローリングのカビを根こそぎ取るのに有効なのが『アルコール除菌スプレー』です。アルコール成分は80%程度が効果的です。
消毒用エタノールを使う場合は空のスプレーボトルを用意して、アルコール80ml・水20ml入れて混ぜたスプレーを作っておきましょう。
フローリングのカビを根こそぎ取る掃除方法
準備するもの
- アルコール除菌スプレー
- 中性洗剤
- 未使用の雑巾や布を数枚
- ようじや古歯ブラシ
- マスク
- ゴム手袋
根こそぎ取るには表面のカビを中性洗剤でしっかり落とし、目に見えないカビを消毒用エタノールで除去するのが効果的です。また、雑巾や布は使い古した雑菌だらけの雑巾だと、カビの胞子と雑菌が混ざるため、使い捨てしてもよい未使用の雑巾や布を用意するのがおすすめです。
カビ取り掃除ではカビの胞子を吸い込んでしまわないようマスクを着用し、ゴム手袋を使って掃除するようにしましょう。
手順
- 掃除を始める前に換気をおこないます。部屋の窓を開け、マスクとゴム手袋を着用します。
- カビの胞子が広がらないよう、丁寧にカビの部分を住宅用中性洗剤と布で水拭きします。使った布は捨てて下さい。
- 次に、アルコール除菌スプレーを吹きかけ未使用の布で乾拭きします。アルコールによってカビが死滅するため、しっかりとまんべんなく吹きかけましょう。
- フローリングの隙間はようじや古歯ブラシを使ってかきだしながらキレイにします。
- 最後に未使用の布で掃除をした部分を全体的に乾拭きします。
フローリングのカビを取る際のNG行為
掃除機で吸い取ろうとする
カビは掃除機では吸い取れません。逆に掃除機をかけてしまうと、カビの胞子を排気口から部屋全体にまき散らすことになります。汚れと間違って掃除機をかけないよう気を付けて下さい。
塩素系漂白剤を使う
浴室のカビ取りなどに使う塩素系漂白剤はカビを落とせても、フローリングが大きくダメージを付けるためNGです。色落ちや変色、素材が傷む原因となります。
重曹を使う
ワックスをしているフローリングに重曹を使うのはおすすめできません。汚れはキレイに落とせますがワックスをしているフローリングでは、ワックスが剥がれてしまう可能性があります。
フローリングにカビが発生するのを予防する対策
ホコリや汚れをためない
目には見えない小さなゴミやホコリなどが溜まり、そこに人間のフケや皮脂、食べ物のカスなどが付着すると菌が繁殖してカビが発生します。部屋の隅などにホコリは溜まりやすいため、目立つ部分だけでなく部屋全体を隅まで定期的に掃除をしてホコリや汚れをためないようにしましょう。
フローリングの水拭きはしっかり水気をふき取る
フローリングを水拭きで掃除をする際は、水気が残らないようにしましょう。水気が残ると湿気が溜まりカビが発生しやすい環境になってしまいます。雑巾はかたく絞り、作業後は乾拭きをするとよいでしょう。
部屋の湿度に注意する
湿度が高くなるとカビが発生しやすくなります。部屋の湿度が上がらないよう、換気をおこなうことや梅雨の時期は除湿機などを活用しましょう。また、窓に結露が付いた時はすぐにふき取るようにするとカビが発生しにくくなります。
敷きっぱなしのカーペットは定期的に干す
フローリングの上に敷きっぱなしにしているカーペットはホコリやゴミが溜まりやすく、裏側は湿気が溜まりやすくカビが発生する環境となっています。定期的に干したり、洗えるカーペットは洗うようにしましょう。
布団の下には「すのこ」や「除湿シート」を敷く
布団は寝ている間の汗で思っている以上に湿気を帯びています。そのため、フローリングの上に直に敷きっぱなしにしているとカビが発生しやすくなります。できたら、毎日あげるようにて、布団の下には「すのこ」や「除湿シート」を敷きましょう。
取り切れないカビは専門業者に頼むのがおすすめ!
ワックスの下までカビが発生している場合は、ワックスを剥がさなければカビと取り除くことができません。また、広範囲にわたってカビが発生しているフローリングなども自分で取り切るのは難しいでしょう。そのような場合は、専門のクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。