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美味しいけど傷みやすいいちご
いちごは、ケーキのトッピングやジャム、旬の時期にはそのまま美味しく食べられる人気の高い野菜です。スーパーなどでも気軽に購入できる反面、購入後の管理の仕方が適切ではないとすぐに傷んでしまいます。
今回は、いちごを早く傷めてしまう可能性のある管理方法をご紹介します。今までの管理方法が間違っている可能性もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
いちごが腐ってしまう『絶対NG行為』7選
いちごの腐敗を早めてしまう、NGな管理方法とはどのようなものなのでしょうか。ついやってしまいがちな管理方法も含まれているので、いちごをより長持ちさせるためにもNGな管理方法を知っておきましょう。
1.ヘタを取ってから洗ってしまう
いちごのヘタは食べられる部分ではないので、洗う前に取ってしまいがち。しかし、洗う前にヘタを取ってしまうと、ヘタの部分に水が浸透するのでいちごの味が落ちてしまいます。ビタミンも流れてしまい傷みやすくなるので、ヘタは取らずに洗って、食べる直前に取ってくださいね。
2.高温多湿の状態で放置
いちごは傷みやすい上に、高温多湿の場所を嫌います。高温多湿の部屋で放置してしまうと、あっという間に腐敗が進み、食べられなくなってしまうので要注意!特に春は、急に気温が上がることがあるので、購入したらできるだけ早く正しい方法で冷蔵庫に入れて保存しましょう。
3.常温保存する
スーパーの売り場では常温保存状態で陳列されているので、常温での保存が可能だと認識している人もいますが、いちごは常温での保存に不向きです。常温は菌が繁殖しやすいので、あっという間にいちごが傷んでしまいます。
4.購入したパックのまま冷蔵保存する
これは多くの人がやってしまいがちな保存方法ですが、購入したパックのまま冷蔵庫で保存してしまうといちごの保存状態がよくないため傷みやすくなります。
これは、いちごが収穫後も呼吸する性質を持っており、冷蔵庫内の乾燥で糖分を消費してしまい劣化が早まるためです。購入したイチゴは、パックにラップをかけて乾燥防止するか、ほかの容器に移して乾燥しないような工夫をしましょう。
5.いちご同士が接触している狭い場所で保存する
いちごは、狭い空間にぎゅうぎゅう詰め状態で保存されると、接触している部分が傷んで劣化が早まります。ヘタを下にしていちご同士が触れあわないような環境で保存すると、劣化が遅くなり美味しい期間を長く保ちやすくなりますよ。
6.冷蔵保存する前に水で洗う
冷蔵庫でいちごを保存する前に、いちごを洗ってしまうと以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
- ビタミンが流れでて栄養が落ちる
- 実が水っぽくなる
- 水に触れることによって、カビの発生リスクが上がる
いちごは、食べる直前に洗いましょう。購入後は乾燥防止対策を行って、洗わずに冷蔵庫に入れてください。
7.傷んだいちごを同じ容器内で保存する
同じパックや保存容器内に傷んだいちごがあると、雑菌が移ってしまいます。傷んでいないいちごの劣化も進むため、かびが発生している実を発見したらすぐに取り除いて、保存容器を取り換えるか、容器をきれいに洗い直しましょう。
イチゴが腐っているときのサイン
いちごは、傷み始めると以下のような変化が現れてきます。
- 黒や白のカビが表面に発生する
- 触ったときにぐにゃりとした柔らかさを感じる
- 実が潰れ、汁が出ている
- かび臭くなる
いちご同士の接触が原因で実が傷んでいる場合は、傷んだ部分をカットしたら食べられますよ。かびの発生や臭いが発生している場合は、傷んだ部分だけを切除しても全体が傷んでいる可能性があるので食べられません。
まとめ
いちごは管理方法によってすぐに傷むことがあるので、購入後の管理には少し注意が必要です。美味しい状態で食べるためにも、購入後はできるだけ早く消費しましょう。