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毎年2月になると花粉の飛散がピークに…
日本国内には、花粉症患者が多くいると言われ、中でもすぎ花粉にアレルギー反応を起こす人が多いとされています。そのため、毎年2月に入ると、テレビやネットのニュースなどで、その日の花粉の飛散量などが発表されています。
花粉の飛散時期に入ると、花粉症の人は鼻水や目の痒み、頭痛、倦怠感など、様々な症状に悩まされることになります。外に出ることで花粉に晒されることはもちろん、家の中にいれば完璧に防ぐことができるというわけでもないので、非常に厄介ですよね。
自分の家の中では、できるだけしっかり休息を取りたいと考えている人が多いので、花粉症の人は家の中に花粉を持ち込みたくないと悩んでいる人も少なくありません。
家の中に花粉が入ってしまうNG行為4選
花粉症の人にとって、家の中に花粉を入れてしまうことは、家で寛げなくなると言っても過言ではありません。では、私たちが何気なく行っている家の中に花粉が入ってしまうNG行為には、どのような行為が当てはまるのでしょうか。
1.上着を着たまま家の中に入る
花粉の飛散がピークとなる2月は、まだまだ寒い日が続きます。3月に入っても肌寒い日は続くので、コートやジャケットなどの上着を着て出かけますよね。
しかし、外に出ると上着には多くの花粉が付着します。上着だけでなく、バッグや靴など、身につけているものには花粉が付着すると考えてください。
花粉が付着したまま家の中に入ってしまうと、当たり前ですが、家の中に花粉を持ち込むことになります。全ての衣服を家の中に入る前に脱ぐことは難しいので、せめて上着だけでも外で払い、玄関にかけておくなどして対策した方が良いでしょう。
2.長時間換気を行う
家の中に花粉が入ってくる原因の6割は、換気によるものです。窓を開けて換気することで網戸を閉めていても細かい花粉はその間を縫って入ってきます。
特に、換気を長時間行っている場合は、その分、花粉が家の中へと侵入する時間が長くなるため、大量の花粉を家の中に入れてしまうことになります。
感染症対策などのために換気は必要ですが、必要以上に長時間換気をし続けることは、花粉症の人であれば控えた方が良さそうです。
3.洗濯物を外に干す
花粉の時期は、洗濯物をいつも通り外干ししていると、干している間に多くの花粉が洗濯物に付着します。そのため、洗濯物を取り込んだ時に、洗濯物と一緒に花粉を家の中に入れてしまっているのです。
花粉症の人が家族にいる場合は、花粉症の時期のみ部屋干しにすることを検討してみてはいかがでしょう。1〜4月は、比較的湿度が高い時期ではないので、部屋干しでも正しく干すことで、生乾き臭を防ぐことができますよ。
4.常時換気扇を回している
家の至るところに設置されている換気扇を常時運転させている場合は、換気扇から花粉を取り込んでいることも多いです。実際に換気するよりは取り込んでしまう花粉量は少ないですが、外の空気と中の空気を入れ替えるという意味では、どうしても花粉が侵入してしまいます。
しかし、現在の住宅は、シックハウス症候群を防ぐために、24時間換気できる場所を設けることが義務付けられています。そのため、どうしても少なからず花粉が入り込んでしまうのは、仕方がありません。
しかし、24時間換気の換気扇以外は、必要な時だけ運転させたり、24時間換気の付いている場所は念入りに掃除をするなどして対策することはできます。
少なからず入ってしまう花粉…なるべく入れないようにしたい!
花粉を家の中に入れてしまうNG行為を紹介しました。以上の説明を読んでいただくとわかるように、どんなに頑張っても、花粉は少なからず家の中に入り込んできてしまいます。しかし、なるべく入ってくる花粉を防ぎ、少しでも花粉量を少なくすることは可能です。
家の中に入ってくる花粉をできるだけ減らすためには、以下のような方法が有効です。
- なるべく家の中に入る前に衣類に付着した花粉を払い落とす
- コートなどの上着類は玄関にかけておく
- 家の中に入ったら衣類に粘着クリーナーを使う
- 換気は早朝や深夜に行う
- 換気の際は網戸やカーテンのレースを閉める
- カーテンは定期的に洗濯する
- 洗濯物は乾燥機を活用したり部屋干しする
花粉が少しでも入ってこないように、これだけの対策方法があります。いきなり全て実践することは難しいので、少しずつできる範囲で対策を行いましょう。
できる範囲で家の中に花粉を入れない対策を!
いかがでしたでしょうか。花粉飛散時期は、花粉症の人にとって非常に辛い時期でもあります。体調不良の原因にもなるので、ゆっくり体を休める自宅には、なるべく花粉を入れたくありません。今回紹介したNG方法を熟知して、できる範囲で対策を実践していきましょう。