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お弁当やおかずの一品にぴったりのブロッコリー
ブロッコリーは、炒め物やサラダに加えたり、お弁当の隙間を埋めてくれる、非常に便利で栄養価の高い野菜です。あらかじめ冷凍されたものも販売されているので、使いやすい野菜ですよね。
しかし、ブロッコリーは調理の仕方によっては、多くの栄養素を調理中に失っている可能性がある野菜です。せっかくブロッコリーを食べるなら、栄養も逃さない調理法を実践したいものです。まずは、栄養素を逃してしまいやすい調理方法をチェックしましょう。
ブロッコリーの間違っている食べ方6選!NGな調理法もご紹介
ブロッコリーを料理するときについやりがちな、実は間違っている調理方法についてご紹介します。今までの調理方法を振り返り、今後の調理の仕方に活かしてみてください。
1.切ってすぐ調理する
ブロッコリーの中に含まれるグルコシノレートという物質は、酵素と結合することによってがんの予防効果が期待できます。しかし、ブロッコリーの中に酵素は含まれていません。酵素はブロッコリーを切ることで発生します。
ブロッコリー内に十分な量の酵素を発生させるためには、切って5分程度置くのがポイント!すぐに調理せず、いったん別の作業を挟んでブロッコリーの調理に移りましょう。
2.茎を捨てる
茎には多くの栄養が含まれています。皮が固いので、つぼみの部分だけをカットして茎を破棄する人も多くいますが、それはもったいない!茎の皮をむくと、内部は柔らかくて火が通りやすくて調理しやすくなっています。サッと炒めるだけでも十分火が通るので、調理も比較的簡単です。
3.大きめにカットして調理する
ブロッコリーのつぼみの部分を食べるとき、つい大きめにカットしてしまいやすくなります。ブロッコリーは、小さめにカットした方が、より多くの酵素が発生して栄養価がアップしますよ。
せっかく調理するならば、小さめにカットして酵素を多く発生させて、より栄養価が高い状態にして調理しましょう。
4.茹でる
ブロッコリーを茹でて調理するのは、とてもオーソドックスな調理法です。ブロッコリーは水溶性のビタミン類を持っているため、茹でて調理すると栄養を損なってしまいます。
5.長時間炒める
ブロッコリーに含まれている栄養素は、熱に強くありません。長時間加熱調理してしまうと、栄養素を十分摂取できなくなってしまう可能性があります。ブロッコリーは火が通りやすい食材なので、できるだけ調理時間を短くしましょう。
小さめにカットするとすぐに火が通って栄養価もアップするので、カット方法なども考慮してすぐに火が通るように工夫してみてください。
6.粗熱を取るため冷水に浸ける
調理後のブロッコリーを冷水に浸けて粗熱を取る調理方法を試している人はたくさんいますが、実はNGな調理方法です。ブロッコリーに含まれる水溶性のビタミンが、水にさらすことで流れ出てしまい栄養が落ちてしまいます。
ブロッコリーは冷水にさらさず、自然に冷めるまで待ってサラダなどに加えましょう。
ブロッコリーを美味しく食べるコツ
ブロッコリーを美味しく、さらに栄養も逃さない調理方法をご紹介します。
- レンジで加熱する
- 蒸して火を通す
- サッと炒める
- シチューなど丸ごと食べられる料理に入れる
ブロッコリーは、水溶性のビタミンを含んでいるので、水を含む調理方法には不向きです。できるだけ加熱時間を抑えた調理方法を実践し、栄養素を逃さないようにしましょう。シチューなどに入れるときも、まずレンジで調理して最後に盛り付けるのがおすすめです。
茎の部分は皮が厚いので、皮をむいて調理すると食べやすくなりますよ。塩コショウなどのシンプルな味付けでも十分美味しく食べられるので、茎も捨てずにちょっとした一品おかずとして食卓に並べてみてくださいね。
まとめ
ブロッコリーは、簡単に調理できる野菜です。調理方法を工夫して、ブロッコリーの栄養を逃さずに美味しく食べましょう。