目次
本物のオリーブオイルは体に良い効果をもたらしてくれる食用油
みなさんは日頃からオリーブオイルを使っていますか。洋風の料理の油として使うこともあれば、サラダにかけて食べるという人も多いでしょう。日本でよく見かけるオリーブオイルには、『エキストラバージンオイル』と『ピュアオリーブオイル』が当てはまります。
特にエキストラバージンオイルは、以下のような効果が高く期待できると言われています。
- 抗酸化作用
- 動脈硬化の予防
- 心筋梗塞予防
- 脳卒中予防
- 整腸作用
- 口臭予防
いかがでしょうか。エキストラバージンオイルを積極的に摂取するだけで、これだけの効果が期待できるのです!特に抗酸化作用によって、アンチエイジング効果や美肌効果が期待できるので、女性にとって非常に嬉しいオイルなのです。
オリーブオイルだけでなくバランスの良い食事が大切
しかし近年、オリーブオイルの健康効果は、オリーブオイルのみで効能を得られるわけではないのではと考えられるようになりました。
元々オリーブオイルは、ヨーロッパを中心に古くから使われていた食用油です。特に使われているヨーロッパ地方の食生活は、魚介類を中心としたヘルシーな食事を好んで摂っていたため、このバランスの良い食事とオリーブオイルを同時に摂取することで、高い健康効果を得ることができていたと考えられるようになったのです。
もちろん、オリーブオイル自体にも健康効果は含まれていますが、オリーブオイルだけでその高い健康効果を得られるというよりは、バランスの良い食事と併用することで、効果を実感できると考えるべきでしょう。
オリーブオイルを大量に摂取してはいけない理由3選
先にお話した通り、オリーブオイルは健康に良い油とされていますが、これは、バランスの良い食事に使うことを前提としたものです。いくら健康に良い油だと言っても、むやみに大量摂取することは、かえって悪い影響を及ぼす可能性があります。では、オリーブオイルを大量に摂取してはいけない具体的な理由とは、いったい何なのでしょうか。
1.日本には偽物のエキストラバージンオイルが蔓延している
そもそも健康効果の高い『エキストラバージンオイル』は、とても高価な油です。日本ではスーパーなどでも『エキストラバージンオイル』と記載されたオリーブオイルをよく見かけますが、その多くは偽物だと言われています。
現地の『エキストラバージンオイル』の基準に達していないオリーブオイルを『エキストラバージンオイル』として販売しているケースが多く、日本では、それが一般的となっています。
つまり、実際に私たちが健康に良いと考えて摂取しているエキストラバージンオイルは偽物で、健康効果はそれほど高くありません。そのため、大量に摂取してしまうと、通常の油を大量摂取していることに違わないのです。
2.オリーブオイルは高カロリー
オリーブオイルはヘルシーと言われていますが、他の食用油とカロリー表示を比較してみると、実はとてもカロリーが高いことがわかります。
本物のエキストラバージンオイルであれば、整腸作用や抗酸化作用など、さまざまな効能が期待できるため、カロリーが高くても、それらの効能で健康に良い効果をもたらしてくれるでしょう。しかし、私たち日本人の多くが口にしているオリーブオイルは、偽物のエキストラバージンオイルです。
つまり、本物のエキストラバージンオイルほどの健康効果はなく、尚且つ高カロリーな食用油を使用しているため、大量摂取してしまうと料理自体が高カロリーな料理となってしまいます。この生活を続けていると、生活習慣病になるリスクが高まります。
3.コレステロール値が高くなってしまうから
一般的に、オリーブオイルはコレステロールが他の食用油に比べて低いとされています。これは、日本でよく見かけるピュアオリーブオイルや偽物のエキストラバージンオイルにも言えることです。
しかし、コレステロールが他の食用油と比較して低いとは言え、オリーブオイルを大量に摂取すれば、その分、大量のコレステロールを摂取することに違いません。
つまり、オリーブオイルを大量摂取することで、多くのコレステロールを体内に取り込むことになり、結果として、コレステロール値が高くなってしまうのです。
コレステロール値が高いと肥満になったり、動脈硬化が進むことで脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしたりします。一見、肥満に見えない人でも動脈硬化が進行している恐れがあるので、コレステロールが少ないからとオリーブオイルを大量摂取することはやめましょう。
オリーブオイルは1日スプーン2杯程度を目安にして
一般的に、オリーブオイルは健康に良いとされていますが、何事も大量に摂取すると悪い影響をもたらします。オリーブオイルも例外ではありません。オリーブオイルは、1日スプーン2杯程度を目安に使用を制限しましょう。