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生ごみで捨てられるものとは
生ごみとして捨てられるものは、台所から出る調理くずや食べ残しで肥料の原料になるものです。自治体によって細かい分別は異なりますが、主に次の物が生ごみとして分類されています。
- 野菜や果物の皮やくず
- 肉・魚類の骨など
- 卵の殻
- エビやカニ、小さな貝の殻
- 茶殻、コーヒー殻、ティーバッグなど
- ご飯、パン、麺類
- お菓子
- ペットフード
生ごみを捨てる時の『NG行為』3選
1.水切りしないのはNG
家庭から出る生ごみの約8割が水分だそうです。水分を含んでいるゴミは雑菌が繁殖しやすく、雑菌が繁殖した生ごみは悪臭の原因となります。そのため、生ごみを捨てるときはできる限り水切りをして水気を少なくするようにしましょう。
また、水気を切ることで重量の約1割が減量できると言われています。悪臭を軽減できるだけでなく、ゴミ燃焼の効率も上がり処理にかかる費用の削減にもつながります。
2.分類しないで捨てるのはNG
生ごみは前述したように食べ残しや調理くずです。台所から出るごみが全て生ごみということではないため、普通ごみ(燃やせるごみ)と生ごみを分別して回収している自治体ではしっかりと分類をするようにしましょう。
土に還らないものは捨ててはいけない、と覚えておくと良いでしょう。次のものは生ごみの対象でない自治体が多いです。
- 油や調味料
- 割りばしや楊枝
- クッキングシートやアルミホイル、ラップ、プラスチックトレー
- タバコの吸い殻
- 庭から出る草木や落ち葉、切り花など
3.生ごみ専用の指定袋を使わない
生ごみを普通ごみ(燃やせるごみ)と別に回収している自治体では、生ごみ専用の指定袋があるようです。そのような地域では必ず指定袋を使って回収日に捨てるようにしましょう。
また、普通ごみ(燃やせるごみ)と同じ回収日・回収場所である地域も多いため、普通ごみ(燃やせるごみ)と混在しないよう置き分けにも気を配りましょう。
生ごみを捨てる時のポイント
濡らさない工夫
水気をできるだけなくすには、濡らさない工夫が大切です。そこで新聞紙の活用がおすすめです。新聞紙は吸湿性が高いため、包んだ生ごみの水気や臭いも吸い取ってくれる効果が期待できます。
- 野菜は皮をむいてから洗う
- 新聞紙の上で皮をむき水分を吸収させてから包んで捨てる
- 三角コーナーはシンク内に置くと水に濡れやすいのでシンク内に置かない
- 食べ残しなどの残飯も水分を含んでいるため新聞紙に包んで捨てる
臭い対策
水分を含んでいる生ごみは雑菌が繁殖しやすく悪臭の原因となります。そこで臭い対策として有効なのが「重曹」や「クエン酸」です。アルカリ性成分の重曹は酸性成分を中和し臭いを緩和させてくれます。クエン酸は酸性成分のためアルカリ性成分を中和し臭いを緩和させてくれます。
どちらも使い方は簡単で、そのまま生ごみに振りかけて使うことができます。他にも、臭いを完全に絶ちたい場合は冷凍庫に入れる方法です。冷凍室では雑菌の活動も抑えることができるためイヤな臭いが出ることはありません。水気を切り袋の口をしっかりと閉じて冷凍庫へ入れましょう。
便利アイテムの活用
生ごみが臭わないような特殊な防臭袋や消臭アイテムをゴミ箱に入れておく方法もあります。他にも家庭用生ごみ処理機を使って生ごみを別の形に変えて捨てやすく方法もあります。
最後に
生ごみは水分を含みやすいため、できる限り水気を切って捨てることがポイントです。水気を切ることはゴミを燃焼する量を減らすことになり環境対策にもつながります。また、分別もきちんと行い、自治体のゴミ回収のルールに従って正しく捨てましょう。