目次
1.料理酒に漬けておく
調味料として欠かせない料理酒。実はお肉を柔らかくする効果があるのは知っていますか?
アルコールにはお肉のタンパク質を酸性にして、保水量を高める働きがあります。保水力を高めることで焼いたあとに水分が失われてパサパサになるのを防いでくれるのです。
漬けておく時間は2~3時間ほど。
まとめ買いしたお肉を保存袋に入れお酒を揉み込んでから冷凍保存しておくのもおすすめです。
2.すりおろし玉ねぎに漬けておく
常備野菜の定番である玉ねぎ。玉ねぎにはお肉のタンパク質を分解する働きがあり、漬けておくことでお肉が柔らかくなります。
玉ねぎ1/4ほどをすりおろし、バッドにお肉と一緒に15~30分漬けておくだけです。漬け込んだあとの玉ねぎは一緒に炒めたり、カレーの具材にしたりしてもいいですね。
3.筋切りをしてから焼く
お肉を焼いたときに縮んでしまって硬くなったり、見た目が悪くなったりした経験はありませんか?
お肉をおいしく焼くなら筋切りをすることが大切です。焼く前に赤みと脂肪のあいだにある筋に数箇所切れ目を入れていきます。
厚切り肉なら両面を筋切りするとお肉が反り返ってしまうのを防げます。
筋切りは包丁でやるのが一般的ですが、キッチンバサミを使えば簡単にできますよ。
4.お肉を叩く
焼いたお肉を食べたときに繊維がかみ切れなかったことはありませんか?
繊維のかたいお肉は子どもにとっても食べにくく味付けをしてもおいしく仕上がりません。お肉をやわらかくするには、棒などでたたくことをおすすめします。
叩いてお肉の繊維をほぐすことでやわらかくて食べやすい状態になるのです。専用のキッチンツールもありますがのし棒や包丁の背を使って叩くだけでも十分効果はありますよ。
5.「ブライン液」に漬けておく
ブライン液とは、水に砂糖と塩を加えたもの。水200mlに対し砂糖小さじ3、塩小さじ2を入れて混ぜれば完成です。
お肉をブライン液に1晩ほどつけておくとお肉がやわらかくなりジューシーに焼き上がります。砂糖はお肉のタンパク質と水分を結び合わせ、水はお肉に水分を含ませる効果があります。
塩はお肉の表面をコーティングして旨味を逃さないようにする働きがあります。
とくにおすすめなのが鶏むね肉です。パサパサしがちな鶏むね肉もブライン液に漬けておけば、しっとりジューシーな仕上がりになりますよ。
安いお肉は下ごしらえを工夫して美味しく食べよう
美味しく食べるために大切なのは下ごしらえを工夫すること。繊維を切ったり、調味料と合わせたりちょっとした一手間が安いお肉を劇的に美味しく変化させてくれます。
食費を節約するためにもぜひ挑戦してみてくださいね。