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台所やお風呂、洗面台の排水口が臭い…なぜ?
ある日、台所のシンクや洗面台、お風呂の排水口から悪臭が漂ってくる…。こうした異臭トラブルは珍しいことではありません。特に、排水口は汚れが溜まりやすい場所なので、臭くなりやすい場所とも言えます。
基本的に排水口の臭いは、さまざまな汚れが蓄積し、混ざり合ってしまった結果です。石けんのカスや洗剤カス、油汚れや髪の毛などが混ざり合うと、異臭の原因となることが多いです。
排水口が臭くなってしまうNG行為2選
台所のシンクや洗面台、お風呂場の排水口が臭くなってしまう場合、原因には共通点があります。排水口が臭くなってしまうNG行為は2つあります。ここでは、そのNG行為について解説します。
1.汚れを取り除かずそのまま放置する
排水口のある場所は、主にキッチンや洗面台、お風呂、洗濯機の4か所です。これらに共通する点といえば、毎日使うという点です。つまり、毎日使う分だけ汚れが排水口に溜まりやすいのです。
キッチンであれば、お皿についた食べ残しであったり、油、さらに食器用洗剤の残りかすなどが挙げられます。洗面台は皮脂汚れや髪の毛、歯を磨いた際の汚れ、石鹸などが挙げられます。男性の場合は、シェイビングをするので、その汚れも溜まりやすいでしょう。
そしてお風呂場は最も排水口が溜まりやすい場所です。排水口よりも手前にヘアキャッチャーがある場合が多いので、ヘアキャッチャーに溜まった汚れが臭いを発生させていることが大半です。髪の毛や石鹸かす、皮脂汚れ、垢など、さまざまな汚れが蓄積されやすいです。
これらの汚れを取り除かず、そのまま放置していると、汚れ同士が混ざり合い、蓄積され、結果として悪臭に繋がります。キッチンやお風呂場の排水口(またはヘアキャッチャー)は、出来る限り毎日、洗面台も2~3日に1度は排水口をチェックして、汚れを取り除くようにしてください。
2.掃除を定期的に行わない
上記にも繋がってきますが、掃除を定期的に行わないことも排水口が臭くなってしまう原因となります。汚れを取り除くだけでは、汚れから染み出た細菌やぬめりなどが排水口に付着したままの状態になってしまいます。
このぬめりや汚れをしっかり落とさなければ、排水口に溜まった汚れを取り除いても悪臭を発生させることがあります。ぬめりやこびりついた汚れを落とすために、掃除も定期的に行うようにしましょう。
それぞれの排水口掃除の目安は以下の通りです。
- シンクの排水口…週に2~3回
- お風呂場の排水口…週に1~2回
- 洗面台の排水口…毎日
洗面台はできるだけ毎日行ってください。家族全員が毎日、複数回使う場所なので、最も汚れがこびりつきやすいからです。毎朝ご自身が使った後などに、サッと掃除する習慣を身に付けると良いでしょう。
また、シンクの排水口は週に2~3回、お風呂場の排水口は週に1~2回ですが、ヘアキャッチャーや生ごみトラップに溜まった汚れは毎日取り除いてください。その上で、掃除は上記の頻度で行いましょう。
排水口から悪臭が発生…対処法は?
では、排水口が臭いと感じた場合は、どう対処するべきなのでしょうか。まず真っ先に取り掛かりたい対処法が掃除です。クレンザーや浴室用の液体洗剤などを活用して掃除をしましょう。掃除の手順は以下の通りです。
- 排水口にこびりついた汚れを使い古した歯ブラシなどで取り除いておく
- クレンザーや掃除用洗剤をまんべんなくかける
- 商品によってはしばらく時間を置き、その後、スポンジなどで汚れを擦り落とす
- 最後に水をかけて汚れや洗剤を流して完了
これが基本の掃除方法です。洗剤の代わりに重曹とクエン酸を使うと、より効果を発揮することができるので、いつもより汚れがひどいと感じたら、重曹とクエン酸を活用しましょう。
掃除しても臭いが取れない場合は業者に依頼を
念入りに掃除をし、換気しても臭いが取れないという場合は、排水口の奥、排水ホースや排水トラップ、さらに排水管に問題が生じている可能性があります。
自力では修理したり問題を解決することが難しいため、専門のクリーニング業者や修理業者に依頼をし、原因を突き止めてもらいましょう。その上で適切な対処をしてもらうことで、臭いをきれいさっぱり取り除くことができますよ。
排水口が臭くならないために毎日の手入れが大事!
今回は、排水口が臭くなってしまうNG行為や臭いを取り除く掃除方法を紹介しました。基本的に、排水口の臭いは、汚れや細菌繁殖が原因であることが大半です。したがって、念入りに掃除することで取り除くことができます。しかし、それでも臭いが消えない場合は、専門の業者に依頼しましょう。