目次
米とぎ汁を使った洗顔がおすすめ!
ピーリング効果
米とぎ汁は、墨の汚れを落とす作用があり、肌に対しては、肌の角質を吸着して取り除くピーリング効果もあると言われています。米とぎ汁のピーリング作用は穏やかで、お米の細かい粒子が古い角質だけを、優しく取り除いてくれるそうです。
美肌効果
米とぎ汁には、お肌の潤いには欠かせない保湿成分の「セラミド」という成分が含まれているので、肌に適度な潤いをもたらし、その結果シミやしわの予防効果があると言われています。
また、「ビタミンC、B郡、E」など美肌に良いと言われているビタミンも豊富です。その働きで、くすみ解消や美肌効果が得られると言われています。
洗顔用の米とぎ汁の作り方と洗い方
作り方
使う米とぎ汁は2番汁を使いましょう。
- 手早くたっぷりのお水でお米の汚れを落とし、お水を捨てます。
- 新たにお水を入れ、お米の粒をこすり合わせるように2分~3分しっかりととぎます。
- 再び2のとぎ汁に、水を約1カップ程度加えてよくかき混ぜると、トロリとした米とぎ汁が出来上がります。別の容器に移し、半日以内に使いましょう。
洗顔方法
メイクはクレンジグ剤でしっかりと落としてから米とぎ汁で洗顔をします。
- 米とぎ汁にお湯を加えて、1.5倍位に薄めます。ひと肌位の温度になるようにしましょう。薄めないそのままの濃さでは、肌への刺激が強い場合もありますので、注意してくださいね。
- よく混ぜたとぎ汁を両手ですくい、バシャバシャと顔全体の汚れを落とすように洗います。その後、顔全体をマッサージするように、優しく包み込みながら10回程度、そっとなでるように洗顔します。
- 最後はぬるま湯でよくすすぎましょう。とぎ汁は腐りやすいとも言われているので、最後には、ぬるま湯ですすぎを行うこことをおすすめします。
米とぎ汁のその他の美容活用法3選
①フェイスパック
米とぎ汁を深さのある容器に入れラップをして、冷蔵庫に入れておきます。5時間以上そのまま置き、上澄み部分を捨てると、容器の底にクリーム状の沈殿物が残っています。
小麦粉やハチミツを加えても、そのままでも良いですので、そのクリームをパックとして顔に塗り、しばらく置いてからぬるま湯で洗い流します。米とぎ汁のピーリング作用で毛穴がスッキリして、保湿成分で肌がしっとりします。
②入浴剤
米とぎ汁を入浴剤代わりに、お湯をはったバスタブに入れると、乾燥の季節は全身が保湿ケアできます。また、古い角質を吸着する働きで、美肌効果も高まり、しっとりと全身が潤います。
③髪を洗う
米とぎ汁は洗浄効果もあると言われているので、髪の毛や頭皮の汚れ落としにも効果的です。最初に髪の汚れを洗い落し、水気を軽くしぼってから、米とぎ汁を髪につけ優しく洗います。この時も最後はすすぎで米とぎ汁を洗い流してください。
米とぎ汁の便利な活用法4選
①食器の油汚れ、消臭効果
米とぎ汁には油分が含まれているため、食器の油汚れには油同士、汚れが取りやすくなる効果があります。そのため、エコにこだわっている人の間では、食器洗い洗剤の代わりに米とぎ汁を使用している人が多いそうです。
また、米とぎ汁には消臭効果もあると言われているので、食品のにおいが移ってしまったタッパーやプラスチック製品を、一晩米とぎ汁に浸けておくという活用方法もあります。
②シンクの掃除
スポンジやたわしを浸して、米とぎ汁でシンクの中や排水溝の掃除もできます。シンクにも油分が付きやすいですが、米とぎ汁の洗浄効果でキレイになります。頑固な汚れにはメラミンスポンジを使ってみましょう。
③野菜の下ゆで
米とぎ汁で野菜を下ゆですると、アクや臭みを取り除くことができると言われています。アクの強いタケノコ、ゴボウ、ニンジンの下ゆでにおすすめです。
また、米とぎ汁にはでんぷんが含まれているので、大根に含まれている成分のジアスターゼと一緒になることででんぷんが糖化されて、苦みが取れ甘くなります。
お料理に使う時は、洗顔の活用方法と同様、2番汁を使いましょう。1番汁はほこりなどの汚れが紛れている可能性がありますので、気を付けてください。
④米とぎ汁は飲める!
米とぎ汁には「グルコシルセラミド」という成分が含まれていて、これを飲んだ場合、保湿効果や肌のキメを改善させる効果など美肌に良いと言われているそうです。
また米とぎ汁から培養した乳酸菌はとても生命力が強いとも言われていて、塩や砂糖を加えて作る米とぎ汁乳酸菌を作り、それを飲んで腸内環境を整えることに活用もできるそうです。
まとめ
米とぎ汁にこんなに色々な活用方法があるとは嬉しい驚きですね。わざわざ購入することなく、これまで捨てていたものを利用すればよいだけなので、ぜひ活用していきたいですね。
ただし、顔や肌に利用する場合は、アレルギーやお肌に合わない場合も考えられますので、心配な人はパッチテストを行ってください。