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近年では糖質制限ダイエットの知名度があがり、実際に成功したという声もよく聞きます。一方で、いくら糖質制限しても痩せない、痩せるどころか体調を崩してしまった、という人も多いようです。
実は糖質制限ダイエットはその人の特徴によって大きく左右されるダイエット法。糖質制限ダイエットがうまくいかないとお悩みのあなた、もしかしたら体質のせいかもしれません。
そこで今回は、糖質制限ダイエットに向いていない人の特徴を3つご紹介します。
1.栄養が不足している人
糖質制限ダイエットは、普段から十分な栄養を摂っている人にこそ効果のあるダイエット方法です。もともと食べる量が少なかったり、十分な栄養を摂取できていなかったりする人が糖質を制限してしまうと、ただでさえ足りていない栄養がさらに不足し、体調不良の原因となることもあります。
糖質は摂りすぎは禁物ですが、基本的には人間が生きていくためには必要不可欠な栄養素のひとつ。糖質が不足するとエネルギー源がなくなるため、普段から栄養が不足している人はより疲れやすくなるのです。
普段の食事が偏っていたり、食習慣が乱れていたりする人は、糖質ダイエットをする前に食生活の改善からはじめてみましょう。
2.筋肉が少ない人
糖質制限ダイエットの肝は、「糖新生」にあります。通常はエネルギー源となっている糖質を制限することで、体は体脂肪などから糖質を新しく作り出すのです。
人の体の中で最もエネルギーを必要とするのが筋肉。効果的に糖質制限ダイエットをするのであれば、軽い運動とセットでおこなうのが理想です。
しかしもともと筋肉量が少ない人が糖質制限ダイエットをしても、エネルギーが筋肉に使われないため代謝がよくありません。筋肉量が少ないために基礎代謝が低いのです。糖質制限ダイエットをしても痩せないという方は、まずは筋肉をつけるところから始めてみましょう。
3.体に不調があり通院している人
当然ですが、糖質制限ダイエットは健康的な人が実践するから効果があるのであって、慢性的に体調不良の人や通院している人がやるのは完全NGです。特に血糖値を下げる薬をもらっている人やインスリン注射を受けている人は、絶対に糖質制限ダイエットをしてはいけません。
糖質制限ダイエットは血糖値を下げ、肥満ホルモンと呼ばれるインスリンの分泌を抑えることで痩せようとするダイエットです。既に意図的に血糖値を下げている人やインスリン注射を必要としている人とは、相性がよくありません。肝臓などに疾患のある人も、糖新生に影響があるため不向き。
いずれにせよ、ダイエットは本来健康的な人が減量するためにおこなうものなので、体に不調のある人はまず治すことを優先しましょう。もし通院中でもダイエットが必要となったときには、担当の医師の指示に従うのが一番です。
糖質制限ダイエットは誰でも効果があるわけではない
糖質制限ダイエットに向いていない人の特徴を3つご紹介しました。
「どんなに糖質制限しても痩せない」と思っていた人は、少しでもあてはまる条件があったでしょうか。糖質制限ダイエットは人によっては痩せるどころか、健康に害を及ぼす可能性も大いにあります。
誰にでも効果があるわけではないので、自分の体に適した方法で健康的にダイエットを成功させましょう。