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なぜ紫外線対策が必要?
なぜ紫外線対策は必要なのでしょうか?
紫外線を受けることによる肌への悪影響は日焼けによって肌が黒くなることだけではありません。長く浴び続けるとコラーゲンやエラスチンといった皮膚細胞に影響をおよぼし、皮膚が固くなってしまったり、深いしわやシミが目立つようになってしまい、肌の老化に繋がります。
また、紫外線を浴びすぎると皮膚がんの原因になるともいわれています。自分の健康のためにも、紫外線への対策はしっかりとしておきましょう。
朝食に柑橘系はNG!
紫外線対策にはビタミンを摂るのが大切、という観点からか、朝食に柑橘系のフルーツを食べるのが良いと聞いたことがある人もいるかもしれません。
実はこれは大きな間違い!
柑橘類には「ソラレン」という物質が含まれており、これがシミの原因となるメラニンを増やしてしまうといわれています。特に柑橘類は皮に多く含まれているといい、皮を手で剥くことで手にシミが増える原因にも。
食べ物で紫外線対策をするなら、リコピンを多く含むトマトがおすすめ。リコピンには、メラニンを増やす要因のひとつである活性酸素を抑える働きがあります。
同様に活性酸素を除去する鮭やビタミンを生成するニンジンなど赤い食べ物が有効といわれています。ほかには、ポリフェノールを多く含むブルーベリーなどもおすすめです。
くもりの日は日傘は要らない?
くもりの日は紫外線が弱まるからと、日傘をささなくても大丈夫と思っていたら大間違い。
気象庁ホームページでは、「快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%の量になります」と記載されています。つまり、くもりの日でも紫外線はゼロにならないので、日傘などでしっかりと紫外線から肌を守りましょう。
ちなみに一部ではくもりの日の方が紫外線が強いといわれています。気象庁によれば雲の隙間から晴れ間がのぞいたとき、快晴時より多くの紫外線が観測されることがあるとのことです。
UVカット仕様の服でも紫外線には要注意!?
特に自転車移動の多い人は、腕を覆うUVカットのカバーやUVカット仕様の上着を着用すれば紫外線対策は十分、と思っているかもしれません。
実はこれも完全とは言い切れないのをご存じでしょうか。
UVカットできる素材の服であっても、長く着用して洗濯を繰り返すと効果はだんだんと薄れていってしまいます。紫外線を通しにくい素材としてはポリエステルがおすすめ。また、服の色は黒やネイビーなど暗い色のものが紫外線を通しにくくします。
とはいえ、あくまでも紫外線を通しにくくするだけで、完全に防いでくれるわけではありません。肌に日焼け止めをしっかり塗ったうえでこれらの服を着用すると効果があるので、日焼け止めと併せてつかうようにしましょう。
紫外線対策は一年を通じておこなうべき
夏以外の季節は対策しなくてもいいと思っていませんか。太陽は1年中照らしているわけですから、紫外線は夏以外の季節も降り注いでいます。
特に3月と10月の紫外線の強さはほぼ同等といわれており、油断しがちな秋こそ紫外線対策が重要。夏以外の季節も紫外線対策を怠らないようにしましょう。
正しい紫外線対策で美肌を守ろう
実は間違っている紫外線対策についてまとめました。お肌の見た目はもちろん、健康にも直結する紫外線対策。正しい対策で、美肌を守っていきましょう。