目次
1.充電回数を減らす
充電池は放電・充電を繰り返すことで満充電時の性能が低下する特質を持っています。毎日充電した場合、少しずつ劣化していき1年以上経つと約半分くらいの性能になってしまうと言われています。
例えば毎日寝ている間に充電している人は、そのサイクルを換えることで週に7回の充電を5~6回に減らすことができるかもしれません。
また、使わない時間帯(勤務中など)はデータ通信をオフにして消費電力を抑えるなど工夫することでも寿命が延びることへつながるでしょう。充電の目安はバッテリー残量20%程度が望ましいです。
2.充電中に使用しない
充電中に操作をする「ながら充電」はバッテリーに負荷がかかり本体の温度が上がります。また、満充電に近い状態で、放電して充電することを繰り返すことも劣化が進む原因となります。高温下の充電はバッテリーに大きな負担となることを覚えておきましょう。
ケースをつけたまま充電することも、スマホ内に熱がこもりやすくなります。取り外しがしやすいケースを使っている場合は外してから充電するのも寿命を延ばすための工夫となります。
さらに、充電器は電気用品安全法(PSE法)の基準を満たした「PSEマーク」付きのものを使用することをすすめします。
PSEマークのない充電器や激安充電器は、安全のための回路が省略されているものも多くショートの恐れなどバッテリーのダメージからスマホの寿命を短くなる可能性があるので注意が必要です。
3.使用しなくなったアプリはアンインストールする
スマホの寿命を延ばすためにも、バッテリーに負荷のかかる充電はできるだけ少なくしたいものです。使っていなくてもアプリによっては、アップデートの確認で通信をおこなったり、バックグラウンドで通信して情報表示するものもあります。
使っていないアプリによって、データのやり取りが増えていることもありますので定期的に不要なアプリが残っていないか管理しましょう。また、3Dゲームや4K動画の撮影などのアプリを動かすために負荷がかかるものや「位置情報サービス」も、使用していないときはオフにするなどバッテリーが長持ちできるよう工夫しましょう。
4.本体が発熱しないようにする
直射日光が当たる場所やホットカーペットの上、または暑い日に車内に置きっぱなしにする、などは避けてください。本体が放熱できず熱くなってしまい、バッテリーの劣化を早め故障の原因になることがあります。
Appleのサイトにも周囲温度0~35℃の場所で使うこと、Androidでは36~40℃はお風呂場など一時的な利用に限る、などの注意があります。
熱くなったからといって、冷蔵庫に入れたり保冷剤で冷やしたりする対処法は基盤の故障の原因にもなるのでやめましょう。しばらく放熱しても熱が下がらないときは電源オフにして様子を見てください。
5.保護フィルムや耐久性の高いケースを使う
画面が割れることは故障につながることもありますので、保護フィルムを貼っておくと良いでしょう。
スマホは画面をタップ、スライドして操作をするため少し割れているだけでも広がってくることもあり、ひび割れが原因でゴミや汚れ、水分が入りやすくなりショートしてしまうことも考えられます。保護フィルムは1,000円前後で購入することができるので活用することをおすすめします。
また、スマホをよく落としてしまうという方には、スマホケースを滑りにくい材質のシリコン製のものや、曲線で握りやすくなっているケース、背面にバンドが付いていて手を通せるようになっているケースなどを利用するのが安心です。
耐久性の高いケースを使ってスマホを保護する方法もよいでしょう。
さいごに
スマホの寿命は5年程度、バッテリーの寿命は1~2年程度と言われていますが、使用頻度や使い方で変わってきます。特に日々の充電の仕方や使い方でバッテリーの寿命は大きく変わるようですので、バッテリーや本体に負荷がかからない扱いを心がけましょう。