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うがいって「ガラガラ・・ペッ」じゃないの?!
子供の頃から、水を口に含んでそっとゆすいで「ガラガラ・・ぺッ」と吐き出すうがいをしてる方が多いかと思います。ただそれでは、口の中の汚れやウイルスを洗い流し、肺炎を予防する効果はありません。では、うがいはしないほうがいいのでしょうか?
うがいはしたほうが良い!でもうがい薬と水のどちらがいい?
風邪など引く前の予防には水うがいをすれば十分。うがい薬は高い殺菌消毒作用をもつため、体に必要な細菌を殺してしまうことがあるため、風邪を引いて喉が痛くなってしまったときに使うのがいいのです。では、ウイルス対策に効果のある水うがいはどのようにすればいいのでしょうか。
ウイルス対策に効果のある「水うがい」のやり方
食べカスやバイ菌がプラーク(歯垢)になる前に洗い流す「毒出しうがい」という歯医者さんがすすめる方法があります。
このうがいは、口の中をくまなく水流を通すため、ウイルス対策としても非常に有効なのだそう。口の中が汚れているほど、ウイルスがつきやすくなるからです。
また、口内の悪玉菌の中にはインフルエンザの進入を助ける酵素を出すものもあるため、インフルエンザ対策にもなります。
口の中の細菌を減らせば(歯磨きをして口内環境を清潔に保てば)、インフルエンザの発症確率が低くなるという日本の歯科大学が世界に向けて発表した論文もある」そうです。
「毒出しうがい」の手順
うがいの方法は簡単です。
30㎖ぐらいの水(おちょこ1杯分)を口に含みます。上下左右の4か所に強く早く水をぶつけることで汚れを除去するやり方です。
照山裕子著『歯科医が考案 毒出しうがい』より引用
口の中をきれいにすることでウイルスを予防することになる!
うがいや歯磨きなどで口の中をきれいにしても、口呼吸の人はいろんな病気を呼び込む可能性が大きいのだそうです。常に口が開いた状態で呼吸すると、外からウイルスや細菌がのどや気管に直接入ってしまいます。また、口の中が乾燥してしまうと、付着した汚れも流れにくくなり、悪い菌がどんどん繁殖してしまい、むし歯や歯周病なども起こりやすくなります。
「毒出しうがい」は、口周りの筋肉を動かし、鍛えることができます。それによって口呼吸を解消し、自然と鼻呼吸になるメリットもあります。
鼻呼吸で日頃から口の中をきれいに保って、ウイルスに強い健康な身体を手に入れましょう。