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炊飯器の正しい捨て方
不燃ゴミとして捨てる場合
炊飯器の1辺の長さが30㎝以内におさまる、小ぶりの炊飯器であれば、自治体によっては不燃ゴミとして出すことが出来ます。その場合は自治体のルールに従ったゴミを出すときの半透明袋などに入れて、そのまま出せるケースが多いです。
ただし、炊飯器に液晶パネルの表示が付いているものは、電池が内蔵されているものが多く、電池が内蔵されたままでは不燃ゴミとして出せない自治体もあります。取り外す方法が分からないという時は、メーカーに問い合わせをすると教えてもらえるでしょう。
新型でない炊飯器のほとんどが1辺30㎝以上であるため、不燃ゴミとして出すことは難しいようです。不燃ゴミで出せるメリットは、手軽に処分できる点と、無料の回収なので処分のためのコストがかからないという点です。
粗大ゴミとして捨てる場合
最大の1辺の長さが30㎝を超えるサイズの炊飯器は、粗大ゴミとして処分することになります。
粗大ゴミは有料になり出し方は、地域によって異なりますが、①事前に申し込みをする②回収のためのシールや券を購入する③自宅の前や集積所に指定された日に出す、という手順が多いです。申し込みは、電話のほかインターネットでも申し込みができます。
粗大ゴミは大きさや処分する品目によって料金が変わってきます。申し込みをする前には、炊飯器のサイズを測ってから申し込みをしましょう。また、粗大ゴミは不燃ゴミと違い、指定された日時にしか出せません。
タイミングによってはなかなか自分の希望と合わないこともありますので、引っ越しなど期日がある場合は、早目に申し込みをしておいた方が良いでしょう。
炊飯器の捨て方は自治体で違う
横浜市
横浜市の場合は、炊飯器の周りがプラスチック製か金属製かで異なります。プラスチック製の場合は、縦横高さの全てが50㎝未満であれば「燃やすごみ」で出せます。縦横高さの全てが50㎝以上であれば「粗大ゴミ」になります。
金属製の炊飯器の場合は、縦横高さの全てが30㎝未満であれば「小さな金属類」となり、30㎝以上は「粗大ゴミ」となります。そして外側がプラスチック製の炊飯器でも中の釜やうち蓋は金属製であることが多いです。
その場合も、金属製のルールに従うようになり、「小さな金属類」「粗大ゴミ」のどちらか分かれ別にして捨てるようになります。
川崎市
川崎市も横浜市と同じように、縦横高さのどこかの最長辺が30㎝未満であれば「小物金属」として回収してもらえます。決まったごみ収集日に、袋などに入れず朝8時まで集積場所に出せば無料で回収してもらえます。最長辺が30㎝以上は「粗大ゴミ」となります。
京都市
京都市は、炊飯器を捨てる場合「大型ゴミ」の分類となり、「大型ゴミ受付センター」に連絡する必要があります。ただし高さ30㎝・幅40㎝・奥行40㎝、以内の炊飯器であれば小型家電の回収の協力を呼び掛けているため、無料で回収ボックスまたは家電量販店で回収してもらえます。
福岡市
福岡市では炊飯器の大きさに関わらず、福岡市指定の「燃えないごみ用」袋に入る大きさで、袋が破れるような重さでなければ「燃えないゴミ」として回収してもらえます。
袋の口はしっかりと結ぶことと、袋が破れていないか確認してから出しましょう。福岡市指定の「燃えないごみ用」袋は大45リットルが45円、中30リットルが30円、小15リットルが15円となっています。
炊飯器を処分するタイミング
ご飯から変なニオイがする
正しい方法でお米を炊いているのに、炊いたご飯や保温しているご飯から変なニオイがしてきたら、炊飯器を処分するタイミングでしょう。内釜を清潔に保ち、古いお米でもないのに、この現象が続く場合は内部の構造がおかしくなっていることが考えられます。
電源ボタンやセンサーが反応しない
炊飯器についている電源や保温のボタンが反応しない炊飯器も故障している可能性があるため、処分のタイミングでしょう。また、温度センサーが反応せず、温度調節が上手くいかなくなると、ご飯がおいしく炊けません。
味だけでなく、正しい水の量で焚いているのにべチャッとしたり、底の部分が焦げてしまったりする場合はセンサーが適切に反応できていないことが考えられます。
内釜のコーティングが剥がれている
内釜のコーティングが痛みはじめると、温度センサー反応せずご飯の炊きあがり具合が悪くなります。コーティングやメッキがはがれてきたら処分のタイミングと考えてよいでしょう。
炊飯器の捨て方の注意点
炊飯器を捨てるときの注意点としては、炊飯器に電池が使われているかどうか確認することです。炊飯器によってはリチウム電池が内蔵されていますが、リチウム電池は燃えないゴミには出せません。
電池は他のゴミと分けて出さないと、廃棄の時に電池が発火の原因となり他のゴミに火が燃え移り火災になる可能性もあるとのことです。電池のゴミ分別も自治体によって異なるため、リチウム電池が内蔵されている炊飯器か処分前に確認を忘れ無いようにしてください。
使える炊飯器を買い取ってもらう方法
リサイクルショップ
リサイクルショップでは状態によっては買取を拒否されることもありますが、状態が良い炊飯器は活用するとよいでしょう。買取が成立するためのポイントは、製造から5年以内で、問題なく作動し見た目も目立った汚れがないか、などがあげられます。
ネットオークション
普段からネットオークションを利用している人であれば、処分する手段の1つとして良いでしょう。うまくいけば希望通りの金額で買い取られる可能性もあります。
あまりネットオークションに慣れていない場合は、商品の情報を適切に記載する手間や送料のコスト、やりとりの手間など考えるとあまりおすすめはできません。
出張買取
出張買取のメリットは、自宅まで来て買い取ってくれるため、自分で梱包を行ったり持ち込んだりする必要がないことです。申し込みも電話やインターネットでできるため、時間が無い人や車の運転をしない人には都合の良いサービスです。
買取を依頼する際の注意点
丁寧に掃除をして状態を良くしておく
買取を依頼する際は、炊飯器をできるだけキレイにしておくことがポイントです。キレイにしようとゴシゴシ磨くと傷がつき、かえって買い取り額が下がりますので気を付けて下さい。
取扱説明書や付属品を揃えておく
取扱説明書や付属品のしゃもじなどがそろっていると、買い取り金額大きく変わってきます。どこかにしまいこんでいる場合でも、買い取り額が左右されるポイントなので、時間を割いてでも探してみましょう。
身分証を用意する
買取を成立させるためには、運転免許証や保険証などの身分を証明する物が必要になるケースが多いです。あらかじめ用意をしておくとスムーズです。
買取業者は慎重に選ぶ
出張買取サービス社の中には悪徳と思われるような業者も存在しているようです。炊飯器以外の品物を二束三文で買い取っていくような「悪徳両者による押し買い」などの被害にあわないためにも、信頼できる業者に依頼しましょう。
まとめ
炊飯器を自治体のゴミとして処分する場合、不燃ゴミか粗大ゴミで出すことができます。不燃ゴミには自治体によってルールがさまざまなため、不燃ゴミとして出せるかは、自治体のルールを確認する必要があります。
その他の処分方法も何通りかありますので、環境にあった選択ができるでしょう。