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世界ラリー選手権のコースに車両が突破 逆走し競技が中断し話題に
世界ラリー選手権(WRC)の最終戦として11月21日から24日にかけて開催されたラリージャパンで、一般車両がコースに無断侵入する事態が発生し、競技が中断される事態となりました。
事件が起きたのは11月23日午前、岐阜県恵那市内で行われていたスペシャルステージ(SS12)です。無許可の車両が検問を突破し、コース内を約520メートルにわたって逆走。スタート地点では、トヨタのエルフィン・エバンス選手が出走を待機していましたが、侵入車両の運転手がマーシャル(コース警備員)の指示に従わず、車両の移動を拒否したため、競技は途中でキャンセルとなりました。
この事態を重く見たWRCの審査委員会は、大会主催者に対して最大15万ユーロ(約2400万円)の罰金を科すことを発表。主な問題点として、検問所での安全対策の不備が指摘されました。検問箇所はテープとマーシャルのみで規制されており、車両による物理的な障壁が設置されていなかったことや、無許可車両の侵入をマーシャルがラリーコントロールに即座に伝えなかったことなども問題視されています。
大会主催者側は、今後の再発防止策として国際自動車連盟の安全部門や日本自動車連盟と協力し、マーシャルへの安全管理とコミュニケーションに関するトレーニングを実施することが義務付けられました。なお、これらの改善要求に応じた場合、罰金は5万ユーロ(約800万円)に減額されるとのことです。
この話題に寄せられたネットの声
「滅茶苦茶なテロ行為であり、見せしめの意味でも制裁を加えて欲しい」
「こんな突破の仕方は確信犯でしょ」
「侵入したワゴン車はある保護団体の者達だというのを見ました」
「5人の制止を振り切って進入とかヤバすぎ」
「道路の真ん中に止まるって悪質すぎるだろ」
「侵入した車は環境活動家による意図的な妨害工作だったとある」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。
なお、大会実行委員会は岐阜県警恵那署に被害届を提出する方針を示しています。