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自動車道でトレーラーが積載重量を大幅超過 34,900キログラム超えが話題に
NEXCO東日本新潟支社は、今年6月に北陸自動車道の糸魚川インターチェンジで発覚した重量超過の大型トレーラーについて、運転手と運行会社を20日に新潟県警に刑事告発したと発表しました。このトレーラーの積載重量は制限値を大幅に超えるもので、驚きと批判が集まっています。
問題の大型トレーラーは建設機械を積載しており、車両総重量は59.9トンでした。制限値である25トンを34,900キログラムも超過しており、制限値の2.19倍に達していました。さらに、軸重も通常の制限値10トンを大幅に上回る16.8トンだったといいます。
軸重の超過は道路の劣化を加速させる大きな要因で、軸重が20トンの車両1台が与える影響は制限値内のトラック約4,000台分に相当します。道路の維持管理や修繕費用への影響も懸念されています。
NEXCO東日本は今回の事例について「極めて悪質な違反であり、安全な交通の確保に大きな脅威となる」と厳しく非難しています。重量違反車両は速度低下や操作性低下を引き起こし、最悪の場合重大事故を招く可能性があるため、国土交通省は2015年に、制限値の2倍以上の超過が確認された場合には告発する方針を打ち出しています。
今回のような重量超過による刑事告発は、新潟県内の高速道路では3例目となります。NEXCO東日本は「関係機関と連携し、今後も道路法違反車両に対して厳正な措置を講じていく。安全で円滑な交通を確保するために全力を尽くしていく」とコメントを発表しています。
この話題に寄せられたネットの声
「こんな違反者がいるから高速道路が想定より早く傷むんだよ」
「さすがにこれは分かってて積んでるでしょ!」
「ここまで積むと止まれないぞ…」
「事故もそうだし道路を傷める」
「道路がわだちになって凹むんだよなぁ、、」
「許可取ってれば良かったのに」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。
安全な道路利用のためにも、すべての運転手と運行会社にルールを遵守してもらいたいものです。