目次
布おむつの洗濯で準備するもの
布おむつを洗濯する時に必要な物はこちら!
つけ置きするためのバケツ2つ
布おむつについた汚れを落としやすいように、使用後の布おむつをつけ置きするバケツを用意しましょう。おしっこした時のバケツと、うんちした時のバケツ、2つ用意しておくと便利です。
つけ置きする時は、大人用の洗濯洗剤でつけるのはお勧めしません。布おむつの生地が傷んでしまいますし、洗剤の成分が残っていると赤ちゃんのお肌に影響が出てしまいます。つけ置きは水だけでも十分です。ただ、においやシミが気になるのであれば、洗剤の代わりに天然素材の洗剤や重曹などを使いましょう。
また、蓋つきのバケツを使うのもいいでしょう。万が一赤ちゃんが、バケツをいたずらで倒してしまっても大丈夫!見た目的にも清潔感があります。ただし、長い時間密閉していると、カビたり嫌なにおいがこもったりするので注意してください。特に夏場は完全に閉じずに、半開きにしておくのがベストです。
洗濯板
洗濯板は頑固なシミや汚れを洗う時の必須アイテムとして必要です。バケツにつけ置きしていても、赤ちゃんの成長と共にだんだんと布おむつについた汚れは落ちにくくなってきます。洗濯機に入れる前に、洗濯板で軽くゴシゴシ洗いましょう。赤ちゃん用なので、洗濯板は安価な物でOK!100円均一にもそれなりに良い商品は揃っています。
固形石鹸
布おむつについた汚れやシミがどうしても落ちないときは、固形石鹸を使って洗いましょう。固形石鹸以外にも、オーガニック成分を使った洗剤で洗うのもお勧めです。
赤ちゃん用洗剤
布おむつを洗濯機で洗う時は、大人用の洗剤や柔軟剤を使ってはいけません!洗濯洗剤は洗濯後でも衣類や布に付着しています。赤ちゃんには刺激が強すぎるので、赤ちゃん用の洗濯洗剤を使いましょう。赤ちゃん用の洗剤なら、安全性も高く、万が一口にしてしまっても問題ありません。
布おむつの洗い方
次に、布おむつの洗い方についてご説明します。おしっこがついた布おむつ、うんちがついた布おむつ、2パターンがあります。先にも説明しましたが、おしっこ用とうんち用、2つのバケツに分けてつけ置きしておきましょう。
おしっこの場合
おしっこの付いた布おむつは、手洗いするだけで簡単に汚れが落ちます。ぬるま湯の入ったバケツにつけ置きするだけでもOKです。バケツに消臭効果のある、クエン酸や重曹を入れておくとさらに良いでしょう。
臭いと汚れを落としたら、後は洗濯機に入れるだけです。
うんちの場合
布おむつについたうんちは、バケツにつけ置きする前に、一度水洗いしてうんちを落としてトイレに流しましょう。柔らかいうんちならいいですが、赤ちゃんが成長すると、うんちが硬くなり、量も多くなってきます。お風呂で洗うのに抵抗がでてくるかもしれないので、そんな時はトイレの水流で直接うんちを流すのも良いでしょう。
うんちを落としたら、洗濯板と洗剤でキレイに汚れを落とします。最後に、消臭効果のあるクエン酸や重曹を入れたバケツにつけ込んでください。
汚れと臭いをキレイに落としたのを確認したら、洗濯機に入れましょう。
布おむつの洗い方の注意点
布おむつを洗う時は、以下のことに注意してください。
- おしっこ用とうんち用のバケツは一緒にしない
- 長い間つけ置きしない
- 洗濯機で洗う際は洗濯ネットに入れる
- カビになる前に素早く干す・乾燥させる
まず前提として、おしっこのついた布と、うんちのついた布を一緒にしてはいけません。うんちの臭いが、おしっこのついた布に移ってしまうと、洗う手間が増えてしまいます。おしっこのついた布おむつは、無理につけ置きしなくても手洗いだけで大丈夫です。
むしろ布おむつは、頻繁につけ置きしたり、長時間つけ置きしたりすると、カビが発生したり、布の繊維が傷んだりしてきます。つけ置きした布おむつは、必ずその日中に洗濯しましょう。洗濯時は洗濯ネットに入れて繊維を傷つけないようにカバーします。他の衣類と一緒に回さないのも基本ですね。「どうしても、家族の洗濯物と一緒に洗わないといけない!」という時は、洗濯時間を短くしたり、洗剤を少なめに使ったりすれば大丈夫です。
洗濯が終わったらすぐに外干ししてください。素早く乾燥させないと、カビ発生の原因になります。風通しの良い場所や、太陽の当たる場所がおすすめです!ただし、天日干しすると布おむつの色素が落ちてしまいます。
布おむつについた臭いとシミ対策
布むつについたにおいやシミ、黄ばみを落とす方法を紹介します。
布おむつのにおい対策
赤ちゃんが離乳食を食べ始めると、おしっこやうんちのにおいが段々と強くなってきます。布おむつについたにおいも落としにくくなってくるのです。においを落とすには、つけ置き用のバケツに、クエン酸・重曹・お酢・ミョウバンを少量入れましょう。または、セスキ炭酸ソーダや赤ちゃん用洗濯洗剤でも、においを落とせます。
においは、おしっこやうんち以外にも、カビが原因になりますので、洗い終わったらすぐに乾かすようにするのも大事です。
布おむつの黄ばみ対策
赤ちゃんのうんちでついた黄ばみって、なかなか落ちないですよね。ただ洗うだけでは落ちないので、つけ置きして黄ばみを落としやすくしましょう。シミや黄ばみも、重曹を入れたバケツにつけ置きすればある程度解決できます。つけ置きの後は、頑固な黄ばみも洗濯板で落とせます。布おむつは繊維が傷みやすいので、強く洗わずに、優しく黄ばんだ部分だけをピンポイントで洗ってください。
黄ばみのある布おむつは、部屋干しや乾燥機にいれるよりも、天日干しがおすすめです。紫外線に当てることで黄ばみをキレイにすることができます。
黄ばみを見つけると、「漂白剤で白くキレイにしたい!」って思いますよね?布おむつでも、黄ばみを落とすなら漂白剤は正解です。ただ、漂白剤を使う時は、刺激の強い塩素系ではなく、酸素系漂白剤を選びましょう。酸素系漂白剤は、赤ちゃんの布おむつだけでなく大人用の衣類にも効果的です。
まとめ
以上が、布おむつを正しく洗う方法や準備するもの、布おむつを洗う時の注意点、においと黄ばみの対策でした。布おむつを洗う前につけ置きをしておくと便利です。手洗いだけでも十分汚れを落とせますが、赤ちゃんが大きくなるとおしっこやうんちの量も質も変わってきます。すると、汚れもにおいも強くなるので、つけ置きを習慣にしておくと常に清潔な状態を保てるでしょう。赤ちゃんのお肌を刺激しない、天然由来の洗剤や重曹と一緒につけ置きすれば、更に消臭効果が高まります。
ただし、布おむつの素材はとってもデリケート!すぐにカビがつくし、繊維がボロボロになるので、洗濯機に入れる際はネットを忘れずにしましょう。また、大人用の洗濯物と一緒に洗うと、撹拌されたときに繊維が傷つきます。できれば、布おむつは単独で、短めの洗濯時間で洗うのがおすすめです。カビを防ぐには、長時間のつけ込みをせず、早めに乾燥させてください。
大人はシャツやズボンのつけ心地が悪いと感じればすぐに脱げますが、赤ちゃんはつけ心地の悪いおむつを履かされても自分で脱ぐことはできません。正しく布おむつを管理して、赤ちゃんが快適に過ごせるように心がけましょう!