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さまざまな場面で応用できる『ミートソース』
ミートソースは、パスタだけでなくパンやジャガイモなどとも相性がよい料理です。野菜室の野菜の内容や肉の量の好みなど、各家庭で分量が異なる点も、ミートソースの大きな特徴といえます。料理の王道レシピともいえるミートソースの作り方を、伝説の家政婦・タサン志麻さんが紹介しており、注目を集めています。
『ミートソース』の材料は、合いびき肉1kg、玉ねぎ1個、にんじん1本、セロリ1本、にんにく1~2片、オリーブオイル大さじ2、コンソメ1個、塩コショウ適量、トマト缶2~3個、ケチャップ大さじ3~4(好みで)です。
鍋にオリーブオイル(自宅にある油)を大さじ1程度引いておきましょう。今回志麻さんは、フードプロセッサーを使用して野菜を切ります。ない場合は、手でみじん切りにしても問題ありません。手で切る場合は玉ねぎから切り、弱火で炒めながらほかの野菜もカットして炒めましょう。
玉ねぎの皮をむいて半分に切り2cm幅くらいにザクザクカットし、にんじんは固いので、たまねぎよりも小さめにザクザク切り、一緒にフードプロセッサーに入れます。セロリは葉の部分を取って、茎の筋をピーラーで取り、玉ねぎと同じくらいの大きさに切ってフードプロセッサーに入れましょう。
セロリは好き嫌いが別れる食材なので、嫌いなら入れなくても問題ありません。
フードプロセッサーに入れた野菜は一気に粉々にするのではなく、ガッガッガと細かく回し、途中でふたを開けて淵についたものを中に戻し入れます。そのときにムラができないよう、全体をざっくり混ぜ合わせ、再度細かくフードプロセッサーを回して野菜が一般的なみじん切りサイズになるまで粉砕。
セロリの葉の部分だけでなく、ちょっとしなびたハーブ類や使い道がないねぎの頭などを冷蔵庫から取り出して、糸で結んでひとまとめにします。
にんにくはフードプロセッサーに入れてみじん切りにすると大きめに仕上がるので、手でみじん切りにしてください。包丁の刃元を使い、玉ねぎのみじん切りを切るときと同じ要領でみじん切りにして、最初に鍋に入れます。
にんにくのみじん切りが入っている鍋に野菜を入れ、鍋を強火にかけ塩を一つまみ入れます。ジューっという音が聞こえてきたら弱火にして、シューッと音が出る程度の弱火にしてじっくり火を通します。
野菜に火を通している間にフライパンに大さじ1程度のオリーブオイル(家にある油)を引き、火をつけて温めている間に、強めに塩を振ってコショウも振っておきましょう。フライパンが温まったら、ひき肉はほぐさずそのままフライパンに入れてください。強火で火にかけ、フライパンを回転させながら全体に焼き色を付けます。
へらを使って、ハンバーグをひっくり返すようにひき肉をひっくり返しましょう。肉の脂には旨味が含まれているので、煮込みに使用しても美味しく仕上がりますし、あっさり食べたい人はフライパンを傾けて下にたまった油だけを吸い取ってもよいです。
鍋で炒めていた野菜や柔らかくなり、鍋底に野菜の水分がないことを確認したら、焼いたひき肉を鍋に移します。肉を焼いたフライパンを熱して水100cc位を入れフライパンについた旨味を箸などでこそぎ落として、具材が入っている鍋に入れましょう。
鍋にトマト缶を2缶入れて火をつけ、缶に残ったソースを取るため水を200cc位入れて全体を混ぜて鍋に水を入れます。ここでひき肉をほぐし、具材がひたひたになるよう水分を入れます。フードプロセッサーや使用したへらについている食材を水で洗って浮かせて鍋に入れてもOK!
沸騰後肉から出た灰汁を引いて、コンソメとハーブ類を入れましょう。ポコポコと煮えている状態になったらふたをして、時間があるときは1時間、ないときは30分煮込み、煮込み終わったら自分好みのとろみに調整します。甘みを加えたい場合は、ケチャップを入れましょう。
しっかりと沸騰させて、保存容器に移し、落としラップをして空気が入らないようにして粗熱を取ります。粗熱が取れてから蓋をして、保存しましょう。
調理道具の使い方や野菜の切り方など丁寧な解説に寄せられた声
志麻さんの丁寧なレクチャーに、視聴者から以下のような声が寄せられています。
- 「ミートソースの作り方だけでなく、野菜の特徴や切り方、包丁やフープロの使い方など、とても参考になります」
- 「ひき肉ほぐさないで焼いてから煮込む 私はいつも最初からポロポロにして炒めてしまっていたので今度作るときはほぐさないで焼いて作ってみたいと思いました」
- 「お野菜の切り方炒め方、塩をする理由、火加減のポコポコ♪音を聞くということ特にお肉の焼き方。たくさん学びました」
- 「トマト缶に最後残っちゃうソースは水で洗いながら同じように使ってたけど、フードプロセッサーについたちっちゃい野菜とかフライパンにこびりついた旨みとかはやってなかった!なるほど!」
- 「今日作ってみました! いつも作っているものよりも、お肉の旨味を感じられて美味しかったです。」
自分が調理に費やすことができる時間などと相談して、ミートソースを作ってみましょう。