洗濯機の黒いカスの正体はカビです!黒カビの除去と予防の方法!

いつもどおり洗濯したはずなのに、洗い終えた洗濯物を見てびっくり!取り出した衣類に黒いゴミのようなものがついてしまったという経験はありませんか?実はその正体はなんと「黒カビ」なのです。発生源である「洗剤カス」と「洗濯槽の湿気」を取り除く方法をマスターすることで洗濯槽の裏側にこびりついたカビの発生をある程度抑えることができますので、特に今の梅雨の季節に、ぜひ試してみましょう。

洗濯機の黒いカスの正体

洗濯槽掃除

洗濯してキレイになったはずの洗濯物に、黒いカスや臭いが付着していたという経験はありませんか?実は黒いカスの正体は洗濯機に繁殖した黒カビなのです。洗濯槽の裏側でいつのまにか繁殖してしまった黒カビが、剥がれ落ちて洗濯中の衣類に付着してしまった状態です。
せっかく洗濯したのに黒いカスをとるためにやり直すなんてことにならないよう、洗濯機を常に清潔な状態にしておく方法を知っておきましょう。

洗濯機の黒カビの原因となるものに洗濯時に投入する洗濯洗剤があります。洗濯する時に入れた洗剤は、汚れと結合することにより小さな塊になります。その塊が洗濯槽などに付着したままになっていると、空気中のカビがそのカスを分解して、しまいには「黒カビ」に変化してしまいます。いきなり黒カビになるのではなく、時間をかけて黄色から茶色、そして黒色と変わっていくようです。

毎回、洗剤を入れて水で洗って流しているのだから、そんなはずはないと思い込んでいる方もいるでしょう。でも洗濯洗剤の残りカスや衣類についた食べカス、水あかなど、洗濯槽の裏側はカビが発生するにベストな環境なのです。

例えば、温度:20~30℃  湿度:75~100%

洗濯機はまさにこの条件がマッチしていますのでカビは繁殖しやすくなります。また、洗濯機をお風呂場のそばに設置しているご家庭が殆どなので、湿度が常に高いうえに、普段蓋を閉めていることが多い洗濯機の内部は、カビや雑菌にとってまさに理想の環境というわけです。

洗濯機掃除に使うクリーナーの種類

カビたついた洗濯槽

市販されている専用の洗濯機クリーナーには、「塩素系」と「酸素系」の2種類があります。どちらも洗濯機を洗浄し黒いカスを落とす効果が高いのですが、価格の安さと安全性では「重曹」を使用するのもよいでしょう。それぞれの特徴を把握し、一番合った方法を選んで洗濯機の黒いカス取りを実践してみましょう。

塩素系クリーナーの場合

強い殺菌効果が期待でき、カビを根こそぎ分解して除去してくれます。見えないカビ菌もしっかりと殺菌してくれるため、もっとも効果の高いクリーナーといえます。注意書きにもあるように、酸性のものと混ざると有毒なガスを発生させるので、取り扱いには十分気を付けなければいけません。

酸素系クリーナーの場合

強い発泡力があり、その泡でこびりついたカビを根こそぎ剥がし落としてくれます。殺菌効果は塩素系には劣るものの、繰り返し使用しても洗濯層へのダメージは少なく、洗剤独特の臭いも少ないところが好まれているようです。洗浄中は洗濯機の中に黒いカスが浮いてくるのでカビが取り除かれていくのが目に見えてわかりやすく黒カビが除去されたことを実感できます。

重曹

塩素系や酸素系のクリーナーに比べて体に優しい成分でできているので、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。重曹の酸性はカビを剥がす効果があり、消臭効果も期待できます。その分、塩素系や酸素系のクリーナーに比べると殺菌効果は弱いのですが、何より安全なものなので汚れをためないように、頻繁に洗濯機のお手入れをしたい方にはうってつけです。酸素系と同じく剥がれた黒カビが分解されずに浮いてきますので、途中で蓋を開けて取り除きながら行ったほうがいいかもしれません。

洗濯層についた黒いカビの取り方

洗濯機給水

「酸素系クリーナー」と「重曹」を使用する場合

  1. ごみ取りネットを外す
    ゴミ取りネットを付けたままクリーナーを使ってしまうと、ゴミ取りネット内に残った汚れや黒いカスが洗濯機の中で散乱したり、ネットの中にゴミがたまってパンパンになってしまうのを防ぐために必ず外しておきます。
  2. お湯または水を溜める
    40度前後のお湯がもっともクリーナーや重曹の成分が働く温度ですが、お湯が使えない場合でも、水で十分に効果があります。お湯または水は洗濯機の満水の位置まで溜めてください。
  3. クリーナーを投入する
    酸素系クリーナーはパッケージに記載された既定の量を投入します。重層を使用する場合は1カップ(粉末で200g)を洗濯槽に投入します。両方とも汚れがひどい場合は多めに入れても構いません。
  4. 洗濯機をまわす
    「標準洗い」のコースで洗濯機を回します。汚れがひどい場合には「念入り」コースや「遠心力」コースなどを設定することで洗浄力が増します。酸素系のクリーナーを使った時に、あふれるくらいの泡が立ってしまう場合があります。そのときはいったん洗濯機を停止して、泡やお湯を洗面器ですくい取って水位を減らし、あふれないように注意しましょう。
  5. 放置する
    5分ほど回したら排水する前に一旦洗濯機を止めて、そのまま5~6時間ほど放置してください。放置している間に洗浄要素が働いて、酸素系クリーナーと重曹を使用した場合は、どんどん黒いカビが浮いてきます。
  6. 再度、洗濯機を回す
    放置後はもう一度洗濯機を5分程度回します。洗濯槽の下に沈殿していたゴミやカビの塊が浮いてきますので、網やゴミすくいネットですくいゴミを除去します。面倒な作業ですが、丁寧にゴミを取り除いておかないと、洗濯機を詰まらせる原因となってしまいます。
  7. すすぎ洗い
    目に見えるゴミがなくなったら、ゴミ受けネットをセットして洗いから脱水まで一気に行います。取り切れなかったゴミがゴミ受けネットにたまっていますので、それを捨てて洗濯機の掃除は完了します。
  8. 乾燥させる
    洗濯機を掃除後にすぐに蓋をしめてしまうと湿気がこもり、せっかく取り除いた黒カビがまた生えやすくなってしまうので、蓋はしばらく開けたままにし、乾燥させておきましょう。

「塩素系クリーナー」を使用する場合

  1. お湯または水を溜める
    洗濯槽の中にお湯を満水まで溜めます。酸素系クリーナーや重曹の場合と同じで、水温は40~50度がおすすめですが、お湯が使えない場合でも水で十分に効果があります。
  2. 塩素系クリーナーを洗濯槽に投入する
    ボトルの裏に書かれてある説明分を読んでから、既定の量のクリーナーを洗濯槽に入れます。塩素系クリーナーは一度で使い切るものが殆どです。
  3. 洗濯機を回す
    洗濯槽の「洗浄コース」がある場合はそのコースにし、ない場合は「標準コース」に設定して洗濯機をスタートさせます。洗いから脱水まで1コース回せば完了です。その後は蓋を開けて洗濯槽を乾燥させるのを忘れずに行ってください。洗濯後すぐに蓋を閉めてしまうと、湿気がこもってしまうため、中がしっかり乾燥するまでは蓋は開けっ放しの状態にしておきましょう

塩素系クリーナーを使う場合、クリーナーを入れて洗濯機のスタートボタンを押すだけなので、酸素系クリーナーや重曹を使った場合と比べるとはるかに楽ですね。そのうえ、汚れやカビは分解洗浄されるので途中でゴミを取る必要がないので、酸素系クリーナーや重曹を使用する場合に比べて手順は簡単です。

洗濯槽以外の掃除でカビ予防

洗濯ネット

洗濯機の掃除をする際には洗濯槽だけでなく、他にも掃除すべき部品がいくつかあります。洗剤ケース・排水フィルター・ゴミ取りネット・排水ホースなどの取り外し可能なパーツを外し、スポンジで丁寧に汚れを落としましょう。

いくら洗濯層をクリーニングしても、これらの部品が汚れていると、洗濯物に汚れが付着したり悪臭の原因になったりします。汚れを落としにくい場合は、台所用の中性洗剤と使い古した歯ブラシを使ってこすれば十分きれいにすることができます。

最後に、洗濯機の蓋の裏側や溝をスポンジや雑巾を使って拭きます。洗剤やホコリがたまりやすい場所なので、見逃すことなくしっかりと汚れを取り除いておきましょう。

洗濯機の黒いカス(黒カビ)の発生を防ぐ方法

洗濯機ふき掃除

家電の中でも使用頻度の高い洗濯機は、あっという間にカビが生えてしまいます。「洗濯物に汚れや黒いカスがついたらその時が洗濯機を洗浄するタイミング」というやり方では遅すぎます。

汚れがひどいと一回の掃除が大掛かりになってしまって大変なだけでなく、何よりカビや雑菌の温床となった洗濯機で洗っていると、衣服やタオル、寝具にまでカビの菌がついてしまいます。そんな状態が続いてしまうと、普段健康な人でも肌荒れや喘息を発症するなどの健康被害を受けることもあるので要注意です。

日ごろの予防策

  • 乾燥機能を定期的に使って湿気を取り除く。
  • 汚れた衣類は洗濯カゴに入れて置き、洗濯の直前に洗濯機に入れるようにする。
  • 洗濯機を使用しないときはフタを開けておいて中を乾燥させるようにする。

など、日常のちょっとした工夫でカビの繁殖を少なくすることができます。

まとめ

きれいな洗濯槽

洗濯機の黒いカスの正体がカビだと知ってぞっとした方も多いと思います。理想を言えば、カビアレルギー対策の為にも、洗濯槽の掃除の目安は月に1回がよいでしょう。洗濯機の機種や汚れ具合に合わせて洗剤の種類を選び、洗濯槽の清掃と同時にフィルターやゴミ受けなど小物も面倒くさがらずに、きれいに掃除しましょう。

何年も掃除をせずに放置していたり、どうしても汚れを取り除くことが難しい場合は、市販のクリーナーで簡単に取れない箇所までカビの根が入り込んでいるのかもしれません。そのような場合は、洗濯機クリーニングの専門業者に依頼しましょう。信頼できる企業であれば、きちんと事前に見積もりを作成し、金額や清掃手順を提示してくれます。