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【パリ五輪】セーヌ川汚水問題で帰国後のアメリカ女子選手が心境を告白しネットで話題に
2024年パリオリンピックで大きな議論を呼んだセーヌ川での水泳競技。帰国したアメリカの女子選手が、その経験について赤裸々に語り、ネット上で話題となっています。
オープンウォータースイミングに出場したケーティ・グライムズ選手は、米メディア『TMZ』のインタビューに応じ、当時の心境を明かしました。「レース直前まで、ただ具合が悪くならないことを願うしかなかった」と語り、水質汚染への不安が強かったことを伝えていました
しかし、実際のレース中は意外にも「一度も水質汚染のことは考えていなかった」とグライムズ選手。「レース後にまったく気分が悪くならなかったから本当に良かった」と安堵の気持ちを表しました。
一方で、セーヌ川での競技を「とても楽しかったし、歴史的で、決して忘れられない思い出になった」と振り返りつつも、「二度とあの川に入らなくて済むといいけどね」と本音をのぞかせています。
実際、米五輪委員会の医療最高責任者によると、セーヌ川での競技に参加した全選手の約10%が胃腸炎を発症したというデータも発表されており、選手の健康管理の面で課題が残されたことは否めません。
この話題に寄せられたネットの声
「2400億円投じてアスリートを胃腸炎にした汚染された川」
「実際肥溜めで泳いでるのと変わらない」
「汚物が流れる下水道で競技が行われているもはや我慢大会」
「観客動員が最優先され競技が行われるのはどうかと思う」
「ということなんですね」
「選手の尊厳への配慮が全く感じられない」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。
パリ市が「セーヌ川は安全」と主張し続けた一方で、選手たちの不安や批判的な意見が相次いだこの問題。今後のオリンピック開催における環境保護と選手の安全確保のバランスについて、新たな議論を呼び起こしそうです。