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小1女子生徒が同級生から「裸になれ」と暴言 その他にも『いじめ』があったとして不登校に 提訴された市は反論で話題に
2020年、大阪市にある市立小学校で、当時1年生だった女子児童が7月以降に同級生の男子児童から下校中にランドセルや水筒を無理やり持たされたり、「裸になれ」と暴言を吐かれるなどの精神的苦痛を受け不登校になった件で、女子児童は転校するに至りました。
これらの件を受け、2023年4月には大阪市の設置した第三者委員会が中間報告会でいじめを認定し、児童と両親は今年4月に学校や市の教育委員会が対応を怠ったとして大阪市に290万円余りの損害賠償を求めて提訴していました。
今月23日の第2回口頭弁論では、市側が「本件はいじめではなくトラブルである」「市の第三者委員会がいじめと認定した評価には極めて疑義があると言わざると得ない」と反論し、訴えの棄却を求めたとのことです。
口頭弁論後、被害女子児童の父親は「市が設置した第三者委員会を市自身が疑っていて、それこそ対応を怠っているのではないか」と話しているといい、このニュースには大阪市への批判の声が殺到しています。
このニュースに寄せられたネットの声
「今の学校教育はこのような問題も対処できない程レベルが低いのかと嘆かわしく思うばかり」
「学校はこれらの問題を直ぐに隠そうとするが隠すことが問題」
「いくら児童同士の間の事でも犯罪的な行為は許さないと強い姿勢で示さ必要があると思う」
「『トラブル』について、いじめとの違いを納得できるよう説明していただきたい」
「小1で同級生にそんな事いうのは普通でない。たかだか7歳で性犯罪予備軍とか怖すぎる」
加害者が小学校1年生の子どもとはいえ、被害者がいる時点で真摯な対応が求められることは当然です。第三者委員会の認定を受けても逃げようとする大阪市の姿勢には、ネット上でも批判の声が殺到しています。
また、近年ではYouTubeなどの配信サービスの影響もあり、幼い子どもへの教育にも懸念が広がっています。被害児童の心のケアに徹底して取り組んでもらうことは当然ですが、加害者となった男子児童や周りの児童への十分な道徳的教育も必要です。