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飲む日焼け止めと塗る日焼け止めの違い
飲む日焼け止めとは
日本ではまだあまり馴染みのない飲む日焼け止めですが、紫外線に弱い欧米では多くに人に愛用されています。
紫外線を浴びると、体内の活性酸素が活発になり、体が酸化してシミやシワなど肌を老化させる原因となります。そして肌へのダメージを防ぐために生成されるメラニンによって、肌が黒くなると言われています。
飲む日焼け止めには、体の内側から活性酸素を防ぐ働きが期待でき、日本では、活性酸素を生みださないためのサプリメントとして薬局で市販されているほか、皮膚科や形成外科で処方してもらえる場合もあります。
塗る日焼け止めとの違い
塗る日焼けは紫外線をブロックする成分が含まれていると言われていますが、飲む日焼け止めは紫外線からのダメージを体の中からケアするもので、紫外線そのものをブロックするような働きはないそうです。
ただ、肌に直接塗る日焼け止めは、どうしても肌へ負担がかかってしまい、シワの原因にもつながってしまうことや、せっかく塗っても実際には必要量の1/4程度しか塗ることが出来ていないと言われています。
飲む日焼け止めのメリット
肌の弱い人でも日焼け止め対策ができる
直接肌に付着する塗るタイプは、痒みが出ることや、ニキビなど肌荒れの原因となってしまう人もいます。そのような肌質の弱い人でも、直接肌に塗らないので、飲む日焼け止めを使えば、紫外線の多い季節は毎日、日焼け止め対策ができます。また、塗ることによって肌が乾燥してしまうのを防ぐこともできます。
塗り直しや落とす手間が省ける
日焼け止めの効果は一般的に2~3時間程度です。そのため外出前に塗っても、2~3時たったら塗り直しが必要となりますし、室内にいても窓ガラスをすり抜けて、紫外線が入り込みダメージを受けることになります。
また、塗る日焼け止めは肌に付けるタイミングも重要とのこと。乳液などを塗った後、乳液が角質に浸透して、肌表面が乾いてから日焼け止めを塗るようにしないと、せっかく塗った日焼け止めも肌表面で浮いてしまい、効果が出ないこともあるそうです。
日焼け止めのタイプにもよりますが、お湯や石鹸では落とせず、クレンジングや専用クレンジングが必要なものもあります。しっかりと日焼け止めを落としておかないと、毛穴に詰まりニキビや黒ずみの原因や、肌を乾燥させてしまうこともありますが、飲む日焼け止めではこのような心配や手間が省けるというメリットがあります。
短時間で全身の効果が期待できる
塗る日焼け止めは、当然塗った箇所しか日焼け止め対策ができません。しかし、飲む日焼け止めは、腕や足、お腹など全身の紫外線対策が手軽できます。また、塗る日焼け止めが使えない、目や頭皮などにも、紫外線ダメージを防ぐ効果が期待できます。
アンチエイジング効果も期待できる
全ての飲む日焼け止めに共通されていることではありませんが、飲む日焼け止めの多くは主成分が“システインペプチド”という有効成分が配合されています。
他にも天然植物成分が多く配合されていて、これらはアンチエイジングのためのサプリやコスメなどにも使われるものです。このように、紫外線対策と同時にアンチエイジング対策も期待できる飲む日焼け止めも多くあります。
コスパが良いのは塗る日焼け止め?!
欧米では一般的なサプリメントであり、メリットが多い飲む日焼け止めですが、デメリットは続けるにはコストがかかるという点です。
また、効果を実感する期間も、一般的にサプリメントなどは3ヶ月前後継続しないと実感できないケースも多いため、飲む日焼け止めについても、数日ですぐに効果を感じるのは難しいかもしれません。