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醤油の染み抜きの前に「服の色落ちチェック」をして!
色柄物の服に醤油のシミができてしまった場合には、まずは色落ちしてしまわないかどうかを確認する必要があります。白いタオルに水を含ませたら、服の目立たない部分に押し当てて、色落ちしてしまわないかどうかを確認してください。
白いタオルに服の色が付いていたら、色落ちする可能性が高いということです。色落ちしてしまう場合、染み抜きによって大切な服を傷めてしまうことがあるため、家庭での染み抜きはおすすめできません。クリーニング店に相談された方が良いと思います。
醤油の染み抜きに必要な道具
《基本的な道具》
- 歯ブラシ
- 綿棒
- タオル(汚れても良いもの)
また、必要に応じて下記で紹介する道具を用意してください。
《染みを抜くために必要な道具》
- キッチン用洗剤
- 液体の洗濯洗剤(無蛍光のもの)
《漂白のために必要な道具》
- 液体の酸素系漂白剤
醤油の染み抜きを行う手順
- 醤油の染み部分にタオルを置く
シミがついてしまった部分の下にタオルを置きます。醤油のシミが移っても良い、汚れても良いタオルを用意しましょう - 染みを水で濡らす
シミがついてしまった部分を水で濡らします - 洗剤をつける
シミがついてしまった部分に、キッチン用洗剤または液体の洗濯洗剤をつけます。おすすめはキッチン用洗剤です。洗濯洗剤を使用する場合は使いやすい液体のものを使用します。蛍光剤が入っていると、服の色を変えてしまう可能性があるので使用しないでください - 染み部分を揉む(または歯ブラシなどで優しく擦る)
シミがついてしまった部分をもみほぐします。もみほぐすことで服が傷んでしまうような素材である場合には、歯ブラシや綿棒を使って優しく擦って落とします。小さいシミである場合には綿棒が良いと思います - 落ちるまで繰り返す
シミが落ちない場合には、ここまでの手順を繰り返し行ってみてください。キッチン用洗剤をつけて、しばらく放置してから「手順④」を行うのも良いと思います - 最後に水洗いをする
シミが落ちたら、シミがついてしまっていた部分を水洗いします。
時間が経った醤油の染み抜きを行う手順
キッチン用洗剤では醤油の染み抜きができなかった場合、漂白剤を使用して染み抜きをします。
おすすめは、液体の酸素系漂白剤です。酸素系漂白剤はクリーニング店でも使用されています。
- 服が色落ちしないか確認する
服の目立たない部分に液体の酸素系漂白剤をつけて色落ちしてしまわないかどうかを確認します。綿棒に液体の酸素系漂白剤をつけて、服にトントンと押し当てて確認してください。色落ちしてしまった場合には、家庭での染み抜きは諦め、クリーニング店にお願いするのがおすすめです - 酸素系漂白剤をつけた綿棒で染み抜きをする
色落ちしてしまわないことが確認できたら、液体の酸素系漂白剤をつけた綿棒をシミがついてしまった部分にトントンと押し当てて染み抜きをします - 最後に洗濯する
染み抜きができたら、その服の洗濯方法を確認し、洗濯してください
外出先で醤油が服についた時の応急処置
外出先で醤油を服にこぼしてしまったら、すぐに水洗いをしてください。醤油のシミは水溶性なので、すぐに水洗いすることができれば落とせることがほとんどです。水洗いできない場所である場合には、ウェットティッシュを押し当てて吸い取るようにしても落とすことができます。
ウェットティッシュを新しいものに取り換えながら何度か行ってみてください。可能であれば自販機やコンビニなどでお水を購入し、水洗いができると良いと思います。
携帯に便利なしみ取り、醤油専用シミ取りクリーナーが便利です。
とくに時間が経ってしまった醤油のシミには専用のシミ取りクリーナーが効力を発揮します。しかし繊維や染め方によっては専用のシミ取りクリーナーで色落ちしてしまうものもあるのも事実です。
裾の端のほうなど衣類の目立たない部分で、必ず事前に色落ちチェックをするようにしましょう。シミは落ちたはいいが色落ちもしてしまったでは残念なことになります。
まとめ
醤油のシミは時間が経てば絶つほどに頑固な汚れになってしまうので、すぐに染み抜きするのが望ましいです。白い服であれば塩素系の漂白剤や除光液などを綿棒につけて落とすという方法もあるのですが、服が傷んでしまう可能性が高いのであまりおすすめはしません。
どうしても!というときのみ試してみてください。ご紹介した方法で落とすことができなかった醤油のシミはクリーニング店にお願いしてプロに染み抜きしてもらうのが最も良い方法だと思います。服を傷めてしまうこともないですよね。
シミ抜きというのはスピードが一番のポイントとなります。外出先でも醤油のシミを付けてしまったら、とにかく早く対処しましょう。
洗剤などがない場合は最低限、水でやるだけでも違ってきます。外出先では水だけでやっておき、帰ってきてから洗剤をつけて洗い、その後に酸素系漂白剤を使用すればその日のうちであればほぼ落ちるのではないでしょうか。
せっかく買った衣類、綺麗な状態で長く使いたいものですね。
家事アドバイザー・節約アドバイザーとしてテレビ・講演・コラム連載などで活動。頭を使って賢くスマートに、時間とお金をバランスよく使う暮らし方を提唱。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。
醤油をつけてしまった服を脱げるようだったら脱いで、醤油のシミの裏側にタオルを敷きます。もう1枚タオルを用意し水で濡らし、シミの上からポンポン叩きます。下に敷いたタオルに醤油のシミを押し出すイメージです。
その際に食器洗い用洗剤や洗濯洗剤があればそれを使ってポンポン叩くとより落ちやすくなります。あとはいつも通りに洗濯をしてみてください。