目次
布団乾燥機を正しく使おう!
布団から湿気を取り除き、ダニ対策にもなる便利な布団乾燥機ですが、使い方を間違えると期待した効果が得られない場合があります。布団乾燥機は決して安い買い物ではないため、しっかりと効果が発揮できる正しい使い方を知っておきたいところですね。
そこで、この記事では布団乾燥機の基本的な使い方から意外な応用の仕方、そして初心者にもおすすめの機種などをご紹介します。
マットを使用した布団乾燥機の使い方
雨で布団をベランダに干せない時やわざわざ持ち出すのが億劫に感じられる時、布団乾燥機が役に立ちます。日中だけでなく日が暮れてからでも使えるので、いつでも好きなタイミングで布団を乾燥させることができる優れものです。
布団乾燥機の使い方は機種により多少異なりますが、基本的には付属されたマットを乾燥させたい布団にセットし、コースを選択するだけというシンプルなものです。
布団乾燥機を使う手順
- 敷布団にマットをセットする
まずは敷き布団の上に布団乾燥機付属のマットをセットします。この時にマットの表裏を間違えないように注意しましょう。 - 布団乾燥機のホースを接続する
続いてマットに布団乾燥機のホースを接続します。このホースから温風が出ることになるため、マットの穴から抜け落ちてしまわないようにしっかりと差し込みましょう。 - 掛け布団をかける
その上から掛け布団をかけます。枕はマットと掛け布団の間に入れておきましょう。敷き布団と掛け布団の間にマットを挟んだ状態にすれば、布団乾燥機を使うための準備が完了したことになります。 - 電源を入れ、30~2時間程度乾燥する
ここで電源を入れます。ダイヤルで時間を指定できるので、30分~2時間程度を目安に設定しましょう。電源を入れるとホースから温風が出て布団が膨らんでいきます。マットをしっかりとセットできていれば、布団全体に満遍なく温かい空気が浸透するはずです。指定時間が過ぎると機器は自動的に停止します。 - ホースを取り外す
最後にホースを取り外し、マットを畳んで収納したら終了です。たったこれだけの工程で、ふわふわの布団にすることができます。 - ダニなどを掃除機で吸い取る
布団乾燥機をかけた後の布団は、死んだダニや糞が数多く残っている状態です。アレルギーの原因にもなりかねないのでしっかりと除去しておいた方が良いでしょう。そこで布団乾燥機を使った後は掃除機をかけます。布団内部が高温になるとダニは表面に出てきて死にます。肉眼では確認できないので面倒ですが、すべて取り除くつもりで布団の両面に掃除機をかけましょう。布団を手などで叩いてダニをはたき落とそうとすると、逆に奥へと押し込んでしまうので危険です。ここは掃除機で吸い込むことがポイントになります。
布団乾燥機を上手に使うコツ
他の寝具や布類も一緒に乾かそう
せっかくなら布団だけでなく、タオルケットや毛布といった普段使っている寝具も一緒に乾燥させましょう。これらは比較的軽いので布団の中に入れると安定しない場合がありますので、布団の上に乗せるだけでも問題ありません。布団の表面からも温風は出てくるため、十分にカラッと仕上がります。
お子さんのぬいぐるみをはじめとした小物なども、布団の中や上にセットすれば一緒に乾燥できます。布団乾燥機は機種によっては電気代も馬鹿にならないため、できるだけまとめて乾燥させるとお財布にも優しいですね。
布団乾燥機も定期的にお手入れをする
布団乾燥機はそれほど酷使していなくてもエアフィルターに埃が溜まりやすいので、定期的にお手入れをすることをおすすめします。埃が詰まった状態で使用しても、機器のパワーが十分に発揮できず、布団の仕上がりにも影響を与えます。
加えて、エアフィルターが汚れたまま使い続けると故障するリスクが高まるだけでデメリットしかありません。常にフルパワーを発揮できるよう、最低でも1ヶ月に1回程度はお手入れをするようにしましょう。
エアフィルターやカバーに掃除機をかけ、付着した埃などを吸い取りましょう。保管する際は埃が溜まりやすい場所には置かないように気を付けましょう。
どんな布団乾燥機を選べばいいの?
布団乾燥機は様々なメーカーから販売されており、それぞれ特徴も異なります。
マット無しのタイプは楽だがムラがある
中にはマットを使用しないタイプの布団乾燥機もあり、マットのセットや収納する手間が省けるので楽です。ただホースを設置する場所によっては、布団全体に温風が広がらないリスクもあるので、使用する際は注意が必要となります。
初心者にはシンプルなものがおすすめ
初心者におすすめなのは、時間を指定するためのダイヤルのみがついたシンプルな布団乾燥機です。機能性が高いものも人気ですが、機械に疎い人の場合はオーバースペックになってしまう可能性があります。
最初は布団を乾燥させる機能だけがついた簡易的なものの方がコストパフォーマン的にも優れていると言えるでしょう。
商品サイズ(cm):幅約16.8×奥行約19.5×高さ約36
【手動モード】温度設定:送風・低温(約50℃)・高温(約65度)
消費電力:760W(高温温風時)、メーカー保証年数:1年
●電源コード長さ:約1.9m●安全装置:温度センサー、サーモスタット、温度ヒューズ●自動モード:冬、夏(送風仕上げ)、あたため、ダニ●タイマー(15~180分/8段階):15、30、45、60、75、90、120、180
温風でふとんをあたため、湿気をカラッと飛ばしてくれる「ふとん乾燥機カラリエ」
冬でもあったかいふとんで寝たい!ふとんの湿気やダニが気になる!外でふとんが干せない!
そんな方にオススメです。
ホースを伸ばして、ふとんをかぶせてボタンを押すだけでふかふかのあったかふとんが完成します。ベッドサイドからノズルを配置して、マットレスの乾燥ができます。干すのが大変なマットレスも、お手入れラクラクです。
上位機種には脱臭機能なども!
ある程度使い方に慣れてきたら、上位モデルにも注目してみましょう。布団乾燥機の中にはマイナスイオンが発生する装置が内蔵されている機種もあり、密閉された空間であればマイナスイオンは脱臭効果をもたらします。
そのため、布団を乾燥させると同時にニオイまで除去することができるのです。布団を乾燥した上でしっかりと掃除機をかけていれば、ニオイの発生源となるダニや糞などは取り除くことができます。
それでも完璧にニオイを除去することができないケースもあるでしょう。そんな時に脱臭機能があれば不快なニオイを消し去ることができ、より心地の良い布団に仕上げることができます。まさに痒いところに手が届く機能と言えるでしょう。
こんな使い方も!布団乾燥機の応用術
何も布団を乾燥させることだけが布団乾燥機の使い道ではありません。他にも生活に役立つ色々な使い方があります。
洗濯物も乾かせる
布団乾燥機からは温風が勢いよく出てくるので、洗濯物を部屋で乾かす時にも活躍してくれます。
どれだけ洗濯物が多くても布団乾燥機であれば短時間のうちにカラッと乾かしてしまうので、部屋干しの効率が上がります。洋服だけでなく、濡れた靴であっても素早く乾燥することができるのが布団乾燥機の強みです。
洗濯物を乾かすためのモードが搭載されている機種もあるので、布団以外にも使いたいと考えている場合は購入時に確認しておきましょう。
靴の乾燥や暖房に使える
機種の中には靴を乾燥させる時に使う専用のアタッチメントが付いているものもあります。このアタッチメントを使用すれば、ブーツや長靴にも素早く温風を送り込むことができ、あっという間に乾かせます。寒い時期であれば、出かける前に靴の中へ温かい空気を入れておくことで、履いた時の冷たさを緩和させることも可能です。
家の湿度を下げてカビ・ダニ対策になる
また、クローゼットや押入れといった湿気の多い場所で布団乾燥機を使えば、空気が循環されるので湿度を下げることができます。これによりカビが予防できたり、ニオイを取り除く効果も期待できるでしょう。このように考え方次第で様々な応用が効くのが布団乾燥機の良いところです。
1台あれば、家のカビやダニ対策は十分に行えるのではないでしょうか。そういった意味では、非常に費用対効果の高い家電製品と言えるでしょう。
布団乾燥機で快適な生活を手に入れよう!
布団に湿気が溜まるとダニの温床となり、ダニはアレルギーの原因になります。それを放置したまま布団を使うことは健康を害するだけでなく、気分的にも良くないですよね。
布団乾燥機を使えば、高温によりダニが生息することが難しい状況になるため、ばっちりと対策が行えます。また、濡れた洗濯物や靴の乾燥にも応用できるため、活躍する場は想像以上に多いでしょう。