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2023年の年賀状の受付は12月15日から開始!
日本の正月の風物詩でもある年賀状は、毎年11月に入ると今年の年賀状のデザインや書く内容について考える人が増えてきます。
例年、年賀状の受付は12月の中旬から始まり、12月の下旬頃までに出せば元日までに届くように手配されます。2023年の年賀状も12月15日から受け付けが開始され、12月25日までに出せば元日に届くよう手配される予定です。
しかし近年、新年の挨拶もデジタル化が進んでいるため、改めて紙の年賀状を出そうと考えると、何を書けばいいのかわからないと悩む人も少なくありません。年賀状を作成する前に、正しい年賀状を書き方を今一度、おさらいしておく必要があります。
年賀状に書いてはいけない「言葉」4選
年賀状は新年の挨拶を伝えるために送るおめでたいものです。また、日本の伝統的な文化でもあるため、基本的なマナーが求められることも珍しくありません。ここでは、年賀状に書いてはいけない「言葉」をいくつかご紹介します。
1.忌み言葉全般
年賀状はおめでたい新年の挨拶を伝えるハガキです。そのため、忌み言葉と言われる不幸などを連想させる言葉は避けるべきとされています。
- 去る
- 滅びる
- 破れる
- 枯れる
- 病む
以上のように、見ただけで不幸や負の要素を連想させるような言葉は、新年の挨拶にふさわしくありません。他にも新年の挨拶としてふさわしくないと思われる言葉や漢字は避けるようにしましょう。
2.去るという漢字が使われている「去年」
前年の感謝を伝える際、「去年」という言葉を使ってしまう人がいますが、去年という文字には「去る」という忌み言葉が含まれているため、新年の挨拶には不適切と捉えられることが多いです。
「去年」という言葉は、「昨年」や「旧年」という言葉に書き換えるようにしましょう。
3.意味が重複している言葉の使い回し
年賀状はフォーマルな文化なので、間違った言葉の使い回しにも注意が必要です。特に意味が重複している「それっぽい」言葉は、多くの人が間違えて書きがちなので、注意しましょう。
例えば「新年あけましておめでとう」という言葉は、「新年」と「あけまして」が同じ意味なので重複言葉にあたります。この場合は「新年おめでとうございます」あるいは「あけましておめでとうございます」が正しい言い回しとなります。
他にも「一月一日 元旦(元日)」は、「一月一日」と「元旦」あるいは「元日」が同じ意味にあたります。このように使いがちだけれど間違った言い回しに気をつけましょう。
4.目上の人に1〜2文字の賀詞
賀詞とは、年賀状の文頭に記すお祝いの言葉です。「寿」「賀正」「迎春」「謹賀新年」「新年おめでとうございます」など、さまざまな種類があります。
しかし、目上の人に年賀状を送る場合は、1〜2文字の賀詞は避けたほうが無難です。敬意がないと捉えられて失礼にあたる可能性があります。
目上の人に年賀状を送る際は、4文字で作成された賀詞や文章となっている賀詞を使うようにしましょう。
間違えた時に二重線を引いて修正するのもNG
年賀状を書く際に間違えてしまうことは珍しくありません。間違えた時、つい修正ペンや修正テープを使って修正したり、二重線を引いて訂正したりしがちですが、これは年賀状の書き方としてマナー違反となります。
年賀状を書いている最中に間違えてしまった場合は、手間がかかってしまいますが、新しい年賀はがきに再び文章を書き直すようにしてください。
気をつけるべきポイントは?年賀状の正しい書き方を解説
年賀状を書く際は、紹介したようなふさわしくない言葉や書き方をしないよう気をつけましょう。年賀状を正しく書くためには、以下のポイントを押さえた文章を作成します。
- 新年を祝う挨拶
- 昨年のお礼や今年の交流を願う前文
- 近況や今年の抱負を伝える本文
- 相手の健康や幸福を願う結び言葉
- 年号や日付(〇〇年 元日など)
気をつけるべき点は、なるべく年賀状に句読点を入れないというマナーです。特に新年を祝う挨拶には、句読点を入れないよう注意しましょう。
年賀状は正しい書き方を意識しながら新年の挨拶を伝えて
いかがでしたか。年賀状は日本の伝統的な文化の1つです。古くから受け継がれてきている正しい書き方を意識しながら、自分らしい新年の挨拶を伝えることが大切です。これから年賀状を作成する人も多いと思いますので、ぜひ今回の記事を参考に年賀状を書いてみてください。