火事になった時の『絶対NG行為』5選!逆に悪化させてしまう最悪な行動とは

消火器を持った消防士

一年を通して、火事はさまざまな場所で起きています。ボヤ騒ぎで収まることもあれば、死者が出てしまう悲惨な大火災につながるケースも存在します。今回は、火事になった時に絶対してはいけないNG行為や、逃げる時に押さえておくべきポイントを解説します。

火災発生件数は毎年2万件以上と多い…2%は死亡事故に

消防車に向かう消防士

皆さんは火災発生件数が毎年多く起きていることをご存知でしょうか。建物火災は、毎年2万件を超えており、放火や放火疑いを除くとタバコの吸い殻やコンロなどが出火原因となっていることが多いようです。

また、夏が終わり冬になると、空気が乾燥することや暖房器具を使うご家庭が多くなることから、より火事が起こりやすくなります。

全体の約2%は死亡事故につながっていることから、少しのボヤ騒ぎであっても対処法や対応を間違えると命の危険性があることを理解しておきましょう。

悪化の原因にも…火事になった時の『絶対NG行為』5選

火事になった時、誤った行動をとってしまうと状況が悪化してしまったり、逃げて助かるはずだった命が失われたりと悲惨な結果を招きます。ここでは、火事になった時にやってはいけない絶対NG行為を紹介します。

1.高温の油による火災に水をかける

建物火災では、キッチンが出火元となるケースが多いです。そのうち多くの原因として挙げられるのが「天ぷら油」です。

油を使って調理をしている最中に出火してしまった場合、焦って水をかけて消化しようとする人が多いです。しかし、すでに着火している高温の油に水が触れると、瞬間的に蒸発した水によって爆発現象を引き起こす危険性があります。

すると、ボヤ騒ぎだった火災が大火事につながったり、その場にいた人が大怪我を負ってしまったりする恐れがあります。高温の油による火災には、油火災に対応した消火器などを用意し活用しましょう。

2.火災原因に適切でない消火器を使用する

消火器にはさまざまな種類があることをご存知でしょうか。水が入っている水消火器と呼ばれるものから、油火災に対応しているキッチン用消火器なども販売されています。

しかし、火災原因に適切でない消火器を使用してしまうと、先に紹介したように高温の油に水が触れることで爆発現象を引き起こしたり、きちんと命中させられずに再発火する危険性を残したりしてしまいます。

それぞれ消火器がどのような火災原因に適しているのか確認し、必要な場所に適応している消火器を準備しておきましょう。

3.火が燃え広がっているのに物を持ち出そうとする

すでに火事が起きており、家の中に火が燃え広がっている状況にもかかわらず、「金銭を持ち出さなければ」などと荷物を探したり持ち出そうとしたりする人がいます。しかし、この行動はあまりにも危険です。

火の燃え広がり方は、その家の環境や建築されている素材、さらにその火の風向きや乾燥度合いなどでも変わります。先ほどまでは部屋の一角しか燃えていなかったのに、次の瞬間には爆発的に燃え広がることも十分あり得るのです。

すでに火が燃え広がり始めている場合は、「何かを持ち出そう」と考えるのではなく、まずは自分の命の安全を確保するため、すぐに建物から逃げましょう。

4.口や鼻を覆わずに大きく呼吸をして移動する

火事が起きた時、主な死亡原因に煙が挙げられます。これは、火から逃げようと口や鼻を塞がずに逃げようとしたため、一酸化炭素などの有毒ガスを含む煙を吸い込んでしまい、気絶し死に至っているケースが多いです。

火事が起きた時は、ハンカチなどで口や鼻を覆い、煙を吸い込まないように移動することを覚えておきましょう。慌てて煙を吸うような形で家の中を逃げ回ってはいけません。

5.一度外に出たのに中に戻る

一度外に出ることができたのに、「あれを取りに戻らないと」「忘れ物が」と中に戻ることは絶対に禁物です。

実際、無事に火事が起こった建物から逃げ出したのに、何かを思い出し戻ってしまったがために命を落としている人は数多くいます。

すでに逃げ遅れた人がいる場合は、自分で助けに行こうとせず、消防隊の方に伝えましょう。

もしも火事が起きたらどのように行動すべき?

火災報知器

もしも火事が起きた場合、ボヤ騒ぎであれば家にある消火器などを使って鎮火をします。しかし、油による発火に対して水をかけてはいけません。

すでに少しでも燃え広がっている場合は、命の安全の確保を優先してください。口や鼻をハンカチや袖などで覆い、煙を吸わないように最も近い出口から早急に避難します。

2階などにいる場合は、ロープやカーテンなどを使ってぶら下がる形で降りましょう。飛び降りてしまうと、着地の際に怪我をして逃げられなくなってしまう恐れがあるからです。

避難が完了した後、消防に連絡をし、すぐに消火しに来てもらいましょう。

火事が起きた時は正しい対処法で安全確保を最優先して

火事が起きた時は、正しい対処法で安全を確保することが最優先事項です。また、誤った方法で火を消そうとすることはやめてください。中に人が残っている場合は、すぐに消防隊にその状況を伝え、助けに行ってもらいましょう。

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