遺影は飾るべきではない?やってはいけない5つのタブーとは

遺影

故人の葬儀などで飾られている遺影は、一般的に忌明けに遺族の元へと送られます。遺影を受け取った遺族は、仏壇の近くに飾ることが多いでしょう。しかし、遺影にはいくつか飾る際のタブーがあることをご存知でしょうか。そこで今回は、遺影にやってはいけないタブーを解説します。

『遺影』は葬儀の際に故人を偲ぶための肖像画

遺影を持って喪主の挨拶をする男性

遺影は葬儀の際、故人を偲ぶために飾られる肖像画や写真を指します。一般的に、忌明け後に自宅の仏間やリビングなどに飾るご家庭が多く、毎日お参りする際に遺影を見て故人を偲ぶという遺族も多いです。

故人を偲ぶために飾られている遺影ですが、実は遺影そのものは絶対に飾らなければいけないというわけではありません。

故人の戒名が彫られている位牌とは違い、遺影には故人の魂は入っていません。また、葬儀社から渡される遺影は大きさもあり、場所を取るという理由から、最近では小さくして飾るというご家庭も増えてきています。

ここはダメ!遺影に関するやってはいけないタブー5つ

遺影は故人の生前の姿が写された肖像画や写真です。そのため、遺影を飾る際は、いくつかのタブーに気をつけなければいけません。ここでは、家に遺影を飾る際にやってはいけないタブーを紹介します。

1.仏壇の上に飾る

仏壇の上にあたる壁に飾っているというご家庭を見かけますが、基本的に仏壇の上には何も置いてはいけない、飾ってはいけないとされています。

仏壇の中は、仏教でお浄土の世界を表していると考えられています。そのため、仏壇の上に生前の姿が写された遺影を飾ってしまうと、お浄土にいるご先祖様や故人へ失礼にあたると考えられているのです。

2.遺影を小さくして仏壇の中に飾る

最近では、渡された遺影自体が大きいため、故人の生前の姿を小さい写真に印刷し飾っているというご家庭も増えました。しかし、小さく印刷したからと、遺影を仏壇の中に飾る行為はタブーです。

前述した通り、仏壇の中はお浄土の世界を表しています。お浄土の世界に生前の姿が写された遺影を飾る行為は、仏教の考えに反する行動と言えます。

仏壇の中でなければ問題はないので、仏壇の少し手前や遺影を飾る棚や台を設置し、そこに遺影を飾ることをおすすめします。

3.遺影を見下ろす形になる低い場所に飾る

お参りする際、あるいは立ち上がった際、遺影を見下ろす形になる低い場所に飾るのも控えるべきと考えられています。理由は、ご先祖様となって故人を見下ろす行為は失礼にあたるからです。

ただし、最近は住宅事情で低い仏壇や遺影を飾るスペースがないなどの理由が挙げられます。この場合は、お参りする際、きちんと感謝の気持ちや偲ぶ気持ちを持ってお参りしましょう。

4.水回りに飾る

水回りは悪い気が集まりやすい、汚れやすいという理由から、仏壇をはじめとした仏具や遺影を飾るべきではないと言われています。

また、水回りに遺影を飾ってしまうと、遺影自体が汚れやすいですし、何より故人に対して失礼に感じる人も多いでしょう。なるべく水回りは避け、遺影や仏具は常に清潔な状態を維持するよう心がけてください。

5.仏壇の真正面に飾り背を向けてお参りする

仏壇から見て真正面にあたる場所に遺影を飾ってしまうと、仏壇にお参りする際、故人の遺影に背を向けることになります。遺影は位牌と違い、魂が入っていないと言われていますが、やはり失礼にあたると感じる方も多いです。

一般的に、遺影は仏壇に隣接する壁の高い位置に掛けて飾るご家庭が多いです。この位置であれば、見下ろすこともなく、背を向けることなく、故人の姿を見上げることができます。

遺影は飾るべきではない?処分してもいいの?

悩んでいるジェスチャーをする喪服を着た女性

風水の観点から、「遺影を飾ると悪い気が集まってくるのでは」と考える人もいますが、遺影を飾ったからといって悪い気が集まることはありません。

ただし、汚れた状態で放置したり、あまりにも多くの遺影を同じ部屋に飾ったりしていると、どうしても清潔感に欠けたり、「故人に見られている気がする」と威圧感を覚えるという人は多いです。

遺影は当然のように「飾るもの」と考えている人が多いですが、最初にお話しした通り、絶対に飾らなければいけない仏具ではありません。そのため、気になる方は遺影を処分するという選択をする人もいます。

しかし、やはり大切な故人の生前の姿が写された遺影を処分するのは、どこか気が引けますよね。そんな時は、写真にお清めの塩を振りかけてから処分したり、どんど焼きでお焚き上げしてもらう方法があります。

遺影を飾る際は適切な場所に飾り故人を偲ぼう

いかがでしたか。遺影は位牌とは違い魂が入っていないため、絶対に飾らなければいけないものではありません。しかし、やはり故人を偲ぶために飾りたいというご家庭が多いと思います。遺影を飾る際は、タブーとされている場所は避け、正しい場所に飾りましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする
遺影

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る