珪藻土にカビが生えたら!主な原因や除去方法、防止対策まで

優れた吸水力と速乾性から、さまざまな製品に使われている珪藻土ですが、しばらく愛用しているうちにカビが生えてしまったという声も少なからずあるようです。そこで今回は、珪藻土にカビが生える原因や、カビが生えてしまった場合の対処法のほか、カビを防ぐ方法についてご紹介します。珪藻土のカビに悩んでいる方、または今は悩んでいない方でも今後のカビ防止に役立つ情報ですので、ぜひ実践してみてください。

珪藻土にもカビが生える?

珪藻土の原石

住環境や手入れ方法によっては、珪藻土にもカビが生えることがあります。また、湿度を調整する機能はあっても、珪藻土自体にカビを抑制する効果はありません。

珪藻土とは、ざっくり言ってしまうと生物の化石なのです。藻類の一種である「珪藻」が死んで海底に沈み、長い年月をかけて化石となり、その化石が堆積してできた岩石が珪藻土です。

ほとんどの珪藻土が、数千年前という大昔の地層から産出されています。ちなみに藻類といえば、コンブやワカメなどの海藻が身近ですよね。

珪藻土にはとっても小さな穴が無数にあり、空気中の水分を吸着して放出する「吸放湿性能」を持っています。つまり、湿度をうまくコントロールしてくれるのです。

また、速乾性にも優れており、水分を素早く吸収してサラサラの状態を保ちます。このような特性に注目して、塗り壁に使われたり、バスマットやコースターなどにも利用されたりしています。

珪藻土にカビが生える原因

珪藻土バスマット

珪藻土にカビが生えてしまう主な原因を、以下に2つあげます。思い当たる項目がないか、チェックしてみましょう。

湿気が多い場所に置きっぱなし

珪藻土は、吸い取った湿気をしっかり放出できれば、衛生的に安定し繰り返して使えます。しかし、梅雨期やお風呂場などの湿度が高い環境に常にさらされると、たとえ珪藻土でも湿気をうまく放出できません。

特に日本は、湿度の高い気候条件に加えて、気密性の高い住宅が多い傾向です。ただでさえ湿気がたまってカビが生えやすい環境なので、そのような状態が続くと珪藻土にもカビが生えてしまう恐れがあります。

汚れが蓄積している

珪藻土のバスマットやコースターは、残念ながら洗濯することができません。そのため、汚れが蓄積しやすいというデメリットがあるのです。後半で紹介する手入れをおろそかにした結果、蓄積した汚れが原因となってカビが生えることもあります。

また、コースターの場合は、洗剤を使ってサッと洗いたくなる気持ちもわかりますが、洗剤や石鹸を使うのはNGです。目詰まりして、せっかくの吸水力がなくなってしまいます。汚れたときは固く絞ったふきんで拭いて、しっかりと乾かすのがポイントです。

珪藻土のカビの取り方

漂白剤用のスプレー

もしもカビが生えてしまったら、珪藻土の商品を捨てる以外に方法はないのでしょうか?カビの状態にもよりますが、一般的に有効とされている対処法をご紹介します。

漂白剤を使う

漂白剤を吹きかけるだけという手軽さなので、カビが気になったときに最初に試したい方法です。

例えば、カビキラーは、強力な殺菌作用と汚れ落ちが特徴で、簡単には取れない頑固なカビにも効果が期待できます。使い方はいたってシンプルです。

まず、カビの部分にカビキラー(漂白剤)を吹きかけて、数分間そのまま放置します。そして、カビがなくなったら、流水で洗い流してください。ここでのポイントは、時間をかけずに洗い流すことです。

長い時間水にさらすと、珪藻土がもろくなってしまいます。また、漂白剤を使える珪藻土は多いのですが、製品によっては使用できないものもあるので、事前に必ず確認しておくと良いでしょう。

削り落とす

削ぎ落とすためのサンドペーパー

珪藻土のカビ対策には、サンドペーパー(紙やすり)で削り落とす方法もあります。

削る前に、消毒用のエタノールスプレーをカビに吹きかけます。アルコール濃度が低いと効果がないので、濃度が80%に希釈されている消毒用エタノールがおすすめです。

無水エタノール80mlと精製水20mlを混ぜれば、自宅でも簡単に作れます。このスプレーでカビにダメージを与えたら、次はサンドペーパーで削る作業です。サンドペーパーは100円ショップでも手に入りますよ。

カビの部分を削り取ったら、乾拭きして終了です。このときに水拭きしてしまうと、削りカスが詰まってカビの原因となる可能性があるので、必ず乾拭きするようにしましょう。削ることで、吸水性も回復しますよ。

珪藻土のカビを防止する対策

換気する女性

グラスについた水滴を吸収する珪藻土のコースターや、サラッとした使用感が好評のニトリの珪藻土バスマットなど、さまざまな珪藻土商品が登場しています。ここでは、そんな珪藻土商品を長く愛用していけるように、カビを生やさないための対策をご紹介します。

換気をして風通しを良くする

湿気がこもったままにしていると、カビが生える要因になります。そのため、湿度が高くなりがちなお風呂場などは特に、定期的な換気をして乾燥させるようにしましょう。

また、お風呂場では、珪藻土のバスマットを使っている方も多いですよね。バスマットを使用した後は、タオルなどで水気をきちんと拭き取ってから、立てかけて置くようにしましょう。

床に面したままでは湿気がこもってしまうので、使わないときは珪藻土のバスマットを立てておくことが大切です。立てかけることによって、裏と表の両面から水分を放出することができ、カビの予防になります。

また、珪藻土のコースターは、冷たいドリンクを飲む機会が増える夏場に活躍します。グラスの水滴はけっこうな水分量になるので、知らない間にコースターの裏面にカビが生えている、なんてことにもなりかねません。

珪藻土のコースターを使った後は、バスマットと同様に風通しの良いところに立てかけて、しっかりと乾燥させるようにしましょう。立てかける前は十分水切りするなど、水分を拭き取ることも忘れずにしてくださいね。

陰干しする

珪藻土のバスマットには速乾性があるので、毎日陰干しする必要はありませんが、定期的に干すことが望ましいです。ただし、直接日光に当ててしまうと、反り返って割れてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、晴れた日に陰干しすることです。定期的に陰干しすることで、珪藻土の中にたまっている湿気を一旦リセットすることができます。

また、カビの栄養となる皮脂汚れは、サンドペーパーで削るだけでもキレイに落とせます。珪藻土のバスマットの吸水力が弱まってきたなと感じたときは、汚れが蓄積されているのかもしれませんので、サンドペーパーでお手入れしてみてください。

珪藻土に湿気をためないことが大切

珪藻土のコースター

珪藻土には空気中の水分を吸着して放出する特性がありますが、湿気の高い環境下に常におかれてしまうと、吸着した水分をうまく外に出せなくなってしまいます。その結果、カビが生えてしまうというわけです。

珪藻土が水分を放出できるように、換気をして風通しの良い環境をつくってあげましょう。また、珪藻土のバスマットやコースターを使用した後は、水気を拭き取って立てかけることも大切です。

日々のちょっとした心がけ次第で、珪藻土は繰り返して長期的に使えます。カビを生やさない生活習慣を、この機会にぜひ身につけましょう。