「米 妊娠15週以降の人工妊娠中絶を受ける権利について」主婦の意見をまとめてみた

胎児のイメージ

人工妊娠中絶は、女性が持つべき権利のひとつです。この権利について、アメリカが今大きな転換期を迎えています。妊娠15週以降の中絶はすべきではないという方針になる州が多く、中絶は特別な事情がなければできないという州が増えているのです。このことに関して、主婦たちがどのような意見を持っているのか、まとめました。

妊娠15週以降の中絶が憲法違反になるアメリカ

妊娠検査薬を見る女性

アメリカでは現在、人工妊娠中絶の権利について大きな転換期を迎えています。今まで認められてきた中絶手術が、憲法上受けられなくなってしまう可能性が高まっているからです。

中絶手術を受けることは、女性の体に大きな負担をかけます。しかし、中絶手術を受けることで心身が救われる女性がいることは確かであり、その権利が失われるということは重大な問題。

アメリカでは、6件に1件の割合で中絶手術が行われています。中絶手術を受けるためには、アメリカ全土の約半分である20州のどこかに出向かなければなりません。

中絶を禁止している州の中には、強姦や近親相姦、母体に危険が及んだときなど例外と認められたときのみ中絶が許可されます。しかしその例外は、ほとんど認められることがないともいわれているのです。

女性の権利である中絶が法律上禁止されることについて、主婦たちはどのような意見を出しているのでしょうか。

人工妊娠中絶に対する権利を持つべきという声が多い

中絶のイメージ

人工妊娠中絶は、女性の権利という声が、主婦から多数上がっています。「妊娠すること=幸せいっぱい」ということでは、必ずしもないということだからです。

望まない妊娠をすることは、どの年齢の女性にも起こる可能性があることなのです。例えば強姦であれば、見ず知らずの男性の子どもを身ごもることになります。

妊娠は、したいときにできるものではありません。愛する人との子どもでなくても、体の状態によって見ず知らずの犯罪者の子どもを妊娠することもあるのです。その子供に愛情を注げるのかというと、そうではない人が大半。

よって、中絶は女性の権利として持つべきという声が、たくさん上がったのではないかと思われます。

【主婦の声】

50代女性・既婚/専業主婦(神奈川県)
「望まない妊娠もあると思うので権利はあると思います」

30代女性・既婚/会社員(兵庫県)
「どのような状況で妊娠したかによって賛成できない場合がある。中絶しても仕方ないと時もあると思う」

中絶をする行為に及ばなければいいという声

悩む女性

妊娠を望まないのであれば、自分を守るためにも、妊娠の可能性がある行為に及ぶべきではないという声も上がっています。

強姦などの犯罪で妊娠してしまう場合は、中絶する権利を利用すべきです。しかし、軽はずみな行動で妊娠してしまったからといって、中絶を繰り返すのは考え物。ある程度の法を設けることで、いたずらな中絶が減少するのであれば、それも一つの手段なのかもしれません。

【主婦の声】

40代女性・既婚/会社員(千葉県)
「女性の自立の元として中絶に賛否両論があるが、そもそも事件以外で望まぬ妊娠をする行為をする自己管理をしていない者が女性の自立云々いうことがおかしいお思う。ある程度の法の管理に置かないと安易に妊娠する者が出てくるので取り締まるべき。」

簡単には答えが出せないという人も

妊娠を確かめる女性

中絶は、できればすべきではありません。しかし、やむを得ない理由があるにも関わらず、妊娠を継続し不幸な結果を招くことも防がなければなりません。妊娠の中絶は、簡単に答えが出ないという声が多く上がっています。

宗教的な思想が絡んでいるから、答えは簡単ではない

宗教的な考えが介入している場合、宗教が異なる人には理解しがたい考え方があってもおかしくありません。妊娠の中絶は、母体だけでなく幼い子どもの命もかかわる問題です。それは、中絶を考えている女性が一番よくわかっています。

子どもを救うために中絶を許さないという宗教的な考えには、共感が持てないという意見が寄せられていました。

【主婦の声】

40代女性・既婚/自営業(東京都)
「宗教的な概念が理解しきれないので、何故生まれる前の子を救うのに親になる女性を救わないのかが分からない」

50代女性・既婚/専業主婦(佐賀県)
「宗教的思想が絡んでいる場合、何を言っても変わらない。」

中絶に対する議論を深めるべきという意見

まず、中絶するということがどのようなことなのか、ということを知るべきという意見も上がっています。中絶しなければならない状態なのにもかかわらず、自分の快楽を優先した結果妊娠し、中絶を選択するということは決してよい行いとはいえません。

中絶の権利を得ることはとても重要なことですが、中絶そのものについても深く議論すべきとの意見がみられました。

【主婦の声】

40代女性・既婚/会社員(愛知県)
「望まない妊娠をしないことが一番だと思う。望まない妊娠をしないための呼びかけが重要です。」

50代女性・既婚/専業主婦(鹿児島県)
「中絶の云々を論じる前に、命の尊さを教えるべき。 そうすればおのずと、何を優先しなければいけないかが見えてくると思う。」

人工妊娠中絶を行う権利は失うべきではない

頭を抱える女性

望まない妊娠をする可能性は、どの年齢の女性でもあり得ることです。まずは、他人事としてとらえず、自分が中絶しなければならなくなった事情ができたときに、その権利がなかったどうだろうかということを考えてみましょう。

中絶と聞くと印象が悪いかもしれませんが、相手が犯罪者であったり暴力の末の妊娠だったとしたら、中絶せず子どもを産み育てることができるかを考えると、権利をなくすということは大変なことだということが見えてきます。

子どもの命は、大切です。それと同じくらい、妊娠出産する女性の命も大切なのです。自分だったらどう考えるのかということを頭に置きながら、今後どのように発展していくのかを見守っていきたいと思います。

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