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パスタは茹で方で美味しさが大きく変化することも
パスタは茹でてソースを絡めるだけで完成するため、日本でも家庭料理のメインとして出されることがよくあります。最近では、忙しい人向けに短時間で茹で上がるパスタなども登場しているため、より一般的なメイン料理になっています。
そんな一般的な家庭料理となっているパスタだからこそ、パスタに重要な茹で方を適当に行っている人も多いです。
しかし、パスタは茹で方で美味しさが大きく変化します。ご家庭でも本格的な舌触りの美味しいパスタを楽しむために、ぜひ茹で方を意識して実践してみてください。
パスタを劇的に美味しくする『茹で方』6選
パスタは茹で方を少し改善するだけで、実は舌触りやパスタの柔らかさ、ソースの絡まり具合が変わることをご存知でしょうか。ここではパスタを劇的に美味しくする意識したい茹で方のポイントを6つご紹介します。ぜひ次にパスタを作る時の参考にしてみてください。
1.パスタの量に合わせてたっぷりお湯を使う
パスタを茹でる時、皆さんはどのくらいの量、お湯を使っていますか。パスタの量に対してお湯の量が少ないと、パスタの茹で上がりにムラができてしまったり、しっかり茹で上がらなかったりと、少しパスタの歯応えや舌触りが残念な感じになってしまいます。
基本的にパスタは1人前で80〜100gです。この1人前の量に対して、お湯の量は1Lが適量とされているので、2人前を一度に茹でる場合は2Lです。
水量が多いと沸騰するまでに時間がかかると考える人もいますが、必ず1人前に対して1Lはお湯を使うようにしましょう。
2.塩は1人前に対して10gを目安に沸騰したお湯に入れる
パスタを茹でる際、皆さんは塩を投入していますか。パスタを茹でる際に塩を一緒に投入することで、パスタに適度な下味がつき、ソースを絡める時にパスタとソースの味が絡まりやすくなります。
「塩は入れているよ」という人は多いと思いますが、入れる塩の量を間違えている人は意外と多くいます。塩は1人前に対して10gが適切です。10gは小さじ2杯に相当する量なので、意外と「そんなに入れるの?」と驚く人も多くいます。
2人前を一度に茹でる場合は、20g(大さじ1と1/4程度)になるので、塩の量もケチらず適量を投入するようにしましょう。
3.塩と一緒にオリーブオイルを少量入れる
パスタを茹でる際に塩入れているという人は多いですが、オリーブオイルを入れる人は少ないです。しかし、オリーブオイルを入れることで、パスタ同士がくっつきにくく、舌触りが滑らかになるので、食べた時の食感が良くなります。
パスタを茹でる時に入れるオリーブオイルの量は、塩と同じく1人前に対して小さじ2杯です。オリーブオイルが常備されているご家庭では、ぜひ試してみてください。
4.沸騰したお湯は沸騰状態を維持する
パスタを茹でている最中、お湯が沸騰してしまった場合は火加減を弱めるという人がいますが、基本的に沸騰したお湯は沸騰状態を維持してください。
沸騰状態を維持することで、パスタが沸騰したお湯の中でゆらゆらと適度な揺れ加減を維持することができます。すると、パスタ同士がくっつき、食感が悪くなってしまう事態を防ぐことが可能です。
したがって、お湯が沸騰したらパスタを入れ、その沸騰状態を維持するようにしましょう。ちなみに、オリーブオイルを入れることで、沸騰したお湯が吹きこぼれるのを防いでくれますよ。
5.茹でている間はトングや箸などでくっつかないようにする
パスタを茹でている間、ちょっと目を離して他の家事を済ます…ということはありませんか。茹でている間、パスタを放置してしまうと、パスタ同士がくっついてしまい、出来上がったパスタの食感が悪くなる恐れがあります。
パスタを少しでも美味しく味わうためには、パスタ同士がくっつくことを防がなければいけません。したがって、茹でている間は、トングや箸などでくっつかないよう、時々軽くかき混ぜるようにしましょう。
6.茹で時間は記載されている時間より-1分を目安に
パスタを使う際、パッケージには調理の目安時間が記載されているものが多くあります。しかし、実はこの記載されている調理時間には、ソースを絡める時間が含まれているものが多いことをご存知でしょうか。
つまり、ソースを絡める時間を考慮し、記載されている時間よりも-1分を目安に茹でるとちょうど良い固さで茹で上がります。
最後にソースを絡める際、パスタ同士の熱でちょうど良い食感に仕上がるので、ぜひ-1分を目安に茹でてみてください。
ちょっとした意識でパスタをより美味しく味わおう
いかがでしたか。普段から行っているパスタの茹で方と大きな差はないように感じた方も多いでしょう。しかし、パスタはちょっとした意識で食感や舌触りが変わります。よくパスタを使うという方は、ぜひ次回茹でる時に意識してみてくださいね!