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政府の対策「節電ポイント付与制度」
電気代や食料の価格高騰が続き、家計が圧迫される状態が続いています。家計を助け、節電にもつながる、節電ポイント制度が政府から発表されました。
今までの節電への取り組みの見直しや、節電できるものがないか振り返るきっかけにする家庭もあれば、さらなる節電となると厳しくなってしまう家庭までさまざまあります。今回の政策に対して、主婦はどのような意見を持っているのでしょうか。
家電製品の電気代を節約する声
電気代の節約といえば、家電製品の使い方を見直すという家庭が多いです。具体的には、どのような家電の節約を行うのでしょうか。
エアコン
エアコンの設定温度を変える、電源のオンオフを工夫するのは、節電を行うときの基本ともいえます。国が推奨しているエアコンの設定温度は、28度です。外との気温差が大きすぎると体への負担が大きくなってしまいます。
しかし、昨今の夏の暑さは尋常ではありません。主婦は、どのような方法でエアコン代を節約しつつ使用しているのでしょうか。
【主婦の声】
40代女性・既婚/無職(愛知県)
「こまめに電源をきること。 エアコンはひるまなら30分以上切るならこまめに切ったりつけたりするほうが電気代の節約にもなるそうなのでそこから実践したい。」
50代女性・既婚/パート・アルバイト(京都府)
「会社の冷えすぎのエアコンを止める」
テレビ
ついつけっぱなしにしてしまいがちな、テレビ。特に観ていなくても、そのままつけっぱなして、ラジオのように音を楽しんだり流し観している人は節電のチャンス!テレビを観ないときは、消してしまいましょう。テレビを消すだけで、かなりの節電につながります。
【主婦の声】
40代女性・既婚/専業主婦(神奈川県)
「テレビはみたい時だけつける」
40代女性・既婚/専業主婦(茨城県)
「見てもいないテレビをつけっぱなしにすることを止める。エアコンの温度設定を省エネモードにする。」
照明・明かり
家庭内であれば、使わない部屋の照明をこまめにオフにすることで、小さな節電につながります。日中は室内の電気を消したり、トイレの電気をつけないなどの工夫もあげられます。
家庭内だけでなく、企業の広告や過剰なイルミネーション、商業施設の電気を節電すべきという意見も上がっています。自宅だけでは節電に限界があるため、国全体で協力して節電に取り組むべきという考えは、決して間違いではありません。
【主婦の声】
50代女性・既婚/専業主婦(鹿児島県)
「いないところの電気は消し、使わないコンセントは抜く」
40代女性・既婚/会社員(神奈川県)
「大都市のイルミネーション。看板や広告塔などは不要。治安維持の為の街灯などは必要」
節電方法を考えるという意見
節電方法は、家庭によってさまざまあります。使っていない部屋の電源をオフにするのはもちろん、エアコンと扇風機の併用、使用していない家電のコンセントを抜くといった声が寄せられました。
また、生活様式を見直して、早寝早起きを心がけているという意見もあります。起きているとやりたいことが多く、電気を多めに消費してしまいがち。早めに寝ることで照明を消す時間が早くなり、心身の健康増進にも効果が期待されます。
【主婦の声】
50代女性・既婚/専業主婦(新潟県)「使っていない物の電源を抜くとか人がいない部屋は電気を消すとか電球も必要がなければ全部付けないとか照明を少しでも落としたりエアコンや扇風機を使い分けて過ごすとかでしょうか。」
30代女性・既婚/会社員(正社員)(静岡県)「使ってない部屋の電気は消す。使ってない家電はコンセントをオフにする。」
生活リズムや様式の見直しだけでなく、問題点を指摘する声も
節電ポイントの付与は、節電に取り組んだ家庭が対象です。もともと節電に取り組んでおり、もう削る部分がないという家庭は、もしかするとポイント付与の対象外になってしまうかもしれません。
昨今の暑さは、尋常ではありません。災害レベルとも、テレビでは言われています。熱中症は命にかかわる病気であり、防ぐためにはエアコンを使用するほかありません。エアコンを使った熱中症対策を行うよう、声をかけているのも政府です。
節電と熱中症対策、バランスを取りながら行うべきだとはわかっていますが、政府の言っていることに対して矛盾を感じられずにはいられません。
再生可能エネルギーを存分に活かしきれていないのも、大きな痛手であり問題でもあるといえます。政府の対策や政策に疑問を持つ人は、少なくないのではないでしょうか。
【主婦の声】
50代女性・既婚/専業主婦(東京都)
「国民にお願いするばかりでなく、国として、電力に関する政策を本腰でやらなければしょうがない」
50代女性・既婚/専業主婦(愛知県)
「もともと節電していた人は恩恵が少なくなるのでかわいそうです」
政策も制作には協力するが、疑問が残る
政府が節電を呼びかけ、節電ポイントを付与する政策には従うけれど、どこか疑問の残る政策ではないかと思います。家庭でできる節電には、限界があります。節電ばかり重視してしまうと、熱中症をおこして命にかかわる事態になる可能性もあるので注意しましょう。
今後この政策がどのように発展し、ポイント制度がほかの分野にも登場するのか、この政策とこれからの動きに注目していきましょう。