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ウソは絶対ついてはいけないものなのか
日本には、「噓も方便」ということわざがあります。ウソは、基本的につかないほうがよいとされていますが、先ほどのことわざのようにウソをついても許される場面はあるものです。しかし、ウソは人を傷つける可能性もあります。
言っていいウソと言ってはいけないウソは、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの違いを、チェックしてみましょう。
『言っていいウソ』と『言ってはいけないウソ』の違いとは?
言っていいウソと言ってはいけないウソは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。双方の特徴を把握し、ウソの種類を知りましょう。
言っていいウソとは
言ってはいいウソは、ホワイトライと呼ばれています。どのようなウソは、言ってもいいとされているのでしょうか。
- 悪意がない
- 相手が深く傷つく事実を、カバーするような内容のウソ
- 相手を気遣ったウソなど
相手のことを思い、悪意が全くないウソであれば、場合によってはついてもよいとされています。乱用するのではなく、ここぞというときにわずかな優しいウソをついて、難を乗り切りましょう。
言ってはいけないウソとは
言ってはいけないウソは、ブラックライと呼ばれています。どのようなウソが、言ってはいけないとされているのでしょうか。
- 相手を陥れようとするウソ
- 明らかな悪意がある
- 自分に注目が集まるような、大げさすぎるウソ
- 誰かを傷つける内容のウソ
- 自分のミスを、誰かに擦り付けるためのウソなど
相手の心を深く傷つけ、一生残るトラウマを植え付けてしまうようなウソは絶対につくべきではありません。自分は面白半分だったとしても、ウソで傷ついた相手からは一生恨まれることでしょう。
また、自分に注目を集めるためのウソも、つくべきではありません。浅はかなウソはバレやすく、ウソがばれると信用を失います。失った信用を取り戻すためには、膨大な時間と誠実でい続け、少しずつ時間をかけて信用を回復するほかないのです。
人間が嘘をつく理由
人間が嘘をつく理由は、以下のものが挙げられます。
- まっさらな自分を他人にさらけ出すことに対して、抵抗を感じているから
- 自分のメンツを保つため
- 他人が傷つかないようにするため
- 周囲の注目を集め、特別視されたい
- 自分がやってしまったミスをカバーするため
人間は、自分の着飾っていない部分を知られることに抵抗を感じやすいものです。また、自分のミスをカバーをするために、とっさに嘘をついてしまうこともあります。悪意がなかったとしても、相手をだましてしまうようなウソをつくのはよくありません。
まとめ
ウソをつくことで人が救われるのであれば、ときにウソをつくことも重要です。しかし、相手を傷つけ、陥れるような悪質なウソはつくべきではありません。