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1学期と2学期は下校中のトラブルに注意!
1学期や2学期は、交通事故をはじめ登下校時のトラブルが多い傾向です。教師がいない登下校時だからこそ起こりうることを、チェックしておきましょう。
どのようなことが起こるか具体的に把握しておくことで、万が一のことが起こったときに冷静に対処しやすくなるかも!子どもを守るために親ができる対策も、知っておきましょう。
小学生の通学路が危険な『4つの理由』
小学生の通学路が危険な理由は、以下のものが考えられます。
1.交通事故
交通事故は、学年が上がるほど遭遇する確率が下がりやすくなります。新一年生や二年生は、学校がスタートしたとき特に注意が必要です。
- 横断歩道の横断時…車の信号無視、子どもの確認不足、前方不注意など
- 自転車との衝突…中学生や高校生の登校、大人が出勤時に使用する自転車との衝突
交通事故と聞くと、車との衝突を思い浮かべがち。自転車との衝突事故も、想像以上に大きなけがにつながるので注意しましょう。
2.声掛け、誘拐
しつこい声掛けによる嫌がらせや、連れ去り目的での声掛けは、小学生全般が注意すべきことです。
- お菓子やゲームをあげるという、子どもが好きなもので興味を持たせる声掛け
- 子犬や子猫を見に来ないか誘う
- ひわいな言葉を投げかけて、子どもに嫌がらせをする
- しつこく声をかけ、子どもにトラウマを植え付けるなど
昨今では見なくなった、体の一部を露出するなども含まれています。中には、強引に手を引っ張られて連れ去られそうになった事例もあります。こういったことが起こったらどうすべきか、事前に親子で話し合い、定期的にどう対応すべきか確認しあうことが重要です。
3.登下校時のいじめ問題
登下校時は教師がいないため、いじめが起こりやすいといえます。
- 「先生に言うなよ」など、脅し文句を言いながらいじめる
- カバンや荷物持ちを強要する
- 他学年の児童をいじめる
- いじめても証拠がないなど、言い逃れしやすい
- 石を投げる、棒を振り回すなど、野外しかできない危険行為に及ぶ場合もある
小学生のいじめは、ときに大人よりも残酷です。いじめを軽視せず、子どもから相談を受けたらできるだけ早く学校側に相談しましょう。
4.壁の崩落など
子どもは視野が狭いため、危険な状態になっているものを発見しづらいこともあります。
- 古くなった壁が、なんらかの拍子に倒れて下敷きになる
- さびた標識などが倒れかかってくるなど
特に、地震や台風のあとは要注意!
親にできる対策
子どもの登下校を安全なものにするために、親ができる対策をまとめました。
- 防犯ブザーを持たせる
- GPS付きの子ども用携帯を持たせる
- できるだけ一人で帰らず、家が近所で仲良しのお友達と登下校するよう促す
- 陰湿ないじめにあった場合は、すぐに親に相談するよう、子どもと約束しておく
- 通学路周辺の不審者情報を、スマホでキャッチできるようアプリを設定しておく
- 抜き打ちで子どもを歩いて迎えに行く
- 危険な場所を見つけたら、学校に連絡して改善を依頼する
子どもをずっと送り迎えすることはできないので、子どもが安全に登下校できるような工夫を実行しましょう。
まとめ
子どもの登下校時間は、想像以上に危険がたくさんあります。いろいろなことが起こる可能性があるので、子どもの話をよく聞く、話の中に隠されている危険をできるだけ早くキャッチして対応しましょう。