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『雨の日の運転』は事故率5倍
毎日車に乗っていると、さまざまな天候に出くわします。その中でも、雨が降っているときの運転には注意が必要です。
雪のようなすべりやすさはありませんが、局所のみで被害が出るわけではありません。雨は全国各地で降るので、誰でも事故を起こしてしまう可能性があるのです。
晴れの日に比べて、雨の日は事故発生率が5倍!そのことを踏まえて、事故が起こりやすくなる原因をチェックしてみましょう。
雨の日の運転で事故率が格段に跳ね上がる2つの理由
雨の日の運転で、事故率が跳ね上がってしまう理由とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
1.視界不良
雨が降ると、雨水やワイパーの影響でどうしても視界が悪くなってしまいます。その結果、以下のようなことが起こりやすくなるのです。
- 前にいる車との距離がつかみにくい
- 歩行者や自転車を発見しにくい
日本は晴れる日が多いため、雨の日の運転経験を積みにくい傾向があります。視界不良の状態で、普段通りの運転をすれば、事故に遭う確率が上がるので要注意!
特に、免許を取って間もない人や、免許を取って少し運転に慣れてきたころの人は、注意しながら運転しましょう。
2.タイヤが滑りやすい
雨が降ると、どうしてもタイヤが滑りやすくなります。
- 路面がぬれているため、滑りやすい
- ブレーキが利きにくい
道路とタイヤの間に、雨による水の膜ができるためタイヤが滑りやすくなるのです。タイヤの状態によっては、普通のタイヤよりも滑りやすくて、非常に危険な状態のまま運転している状態の車もあります。
雨の日の運転で気を付けたいポイント
雨の日の運転で事故を起こさないためにも、以下のポイントに注意しましょう。
- 早めにブレーキを踏む
- スピードを出しすぎない
- 急ハンドルと急ブレーキは控える
- タイヤの溝を、こまめにチェックしておく…溝がないタイヤはスリップしやすい
- ガラスコーティングを行い、フロントガラスの水をはじきやすくする
- 車内を除湿し、フロントガラスが曇らないようにする…エアコンの外気導入ボタンを押す
- 周囲が暗く、雨が激しいときは、早めにヘッドライトをつける
雨が激しいときだけ運転や車の状態に注意を払うのではなく、普段から車とタイヤの状態をよくチェックしておくことが重要です。タイヤの溝がないと、ブレーキを踏んでも車が止まりにくいので非常に危険!
雨の状態を見て、あまりにもひどいと判断したら、時間に関係なくヘッドライトをつけましょう。そうすることで、視界が確保しやすくなり、周囲に自分の位置を知らせる効果も得られます。
まとめ
雨が降ると、視界をクリアにすることが難しくなるので、普段通りの運転をしてしまうのは危険!周囲の状況などにも目を配り、安全運転を心がけてくださいね。