目次
子どもが育つうえで、親の接し方は重要
子どもが成長するうえで、親の声掛けや接し方は重要な意味を持っています。子どもの性格や特徴だけで、子どもの人格が形成されるわけではありません。子どもが自信を持つためには、親との関わり合いが欠かせないのです。
子どもが自信を失ってしまう親のかかわり方とは、どのようなものが挙げられるのかをチェックしてみてください。
子どもが自信を失う『親のNG行為』5選
子どもが自信を失ってしまう親のかかわり方は、以下のものが挙げられます。
1.子どもの話や人格を否定する
子どもが話していることや、人格そのものを丸ごと否定するようなことは絶対に言うべきではありません。
- 子どもが話している内容を、要所で否定する
- 話を聞き終わって、否定的な意見を言う
- あなたはこれができないからなど、子どもの苦手分野を決めつける
- 年齢と成長を結び付け、それに達していないと言い放つ
- 男女であるべき姿の理想像を押し付ける
ジェンダーの問題などは、非常にデリケートなものです。親子であったとしても、価値観を押し付けないようにしましょう。
2.周囲の人と比較して、子どもの気持ちを折る
子どもと子ども以外の誰かを比較すると、子どもの心に大きな傷を残します。
- お友達はできているのに
- 弟や妹はできているのに
- お母さん又はお父さんが子どものころは、もうできていたのに
できていないことばかりを比較されると、子どもは自信を失う可能性が高くるので注意してください。
3.子どもの成功体験を喜ばない
子どもが達成したことや、一生懸命取り組んだことに対して、否定的な意見を言うのはよくありません。
- これくらいできて当たり前
- やっとできるようになったの?など
子どもの成長や発達を否定してしまうことを言うのは、絶対にしてはならないことです。
4.感情的に怒鳴る
子どもに対して、感情的に怒鳴ってしまうと、子どもが委縮してしまいます。
- 子どもを毎回怒鳴りつける
- 子どもにイライラをぶつける
- 長時間くどく問い詰める
子どもがよくない行いをしたり、大人の言うことを聞かない態度を続けてしまったときは、時間をかけて子どもと話し合いましょう。
5.暴力をふるう
子どもに対して、どんな場面であっても暴力を振るうのはNGです。
- 叩く
- 蹴る
- 投げる
- 追い出す
- 性的暴力を振るうなど
暴力が日常化してしまうと、子どもは自分の存在価値が見いだせなくなってしまいます。
子どもが自信を持てるような接し方とは
子どもが自信をもって成長するためには、以下のかかわり方を試してみましょう。
- 小さな成功を褒める…自信を持つきっかけになる
- 子どもの背中を押してあげる
- 親が子どもに対して過剰に心配しすぎない
- スキンシップを大切にする
- 子どもの個性を大切にし、個性に沿った接し方をする
- 子どもが考えられる環境を整える
子どもが自信を持つためには、親とのかかわり方や親から認めてもらう経験が不可欠です。子どもの世界を壊さず、気持ちに寄り添った意見を伝えてあげましょう。
子どもが言うことを聞かないときは、ついカッとなってしまいがちですが、怒りの感情に任せて罵声を浴びせてしまうのはNG。子どもの性格などを考慮し、心に響く言葉を選んで子どもに接してあげてくださいね。
まとめ
子どもが自信を持つためには、親の接し方が重要になります。子どもの成長は、あっという間です。子どもと過ごす一瞬一瞬を大切にし、自信をもって人と接することができる大人に導きましょう。