ご飯の冷凍保存でやってはいけないNG行為3つ!おいしさを保つコツも解説

タッパーに入った冷凍ご飯

冷凍ご飯を食べた際に、冷凍する前と比べて風味や食感が落ちてしまっていると感じることは残念ですよね。これは、ご飯を冷凍する手順に何か問題があるかもしれません。今回は、ついやってしまいがちな間違ったご飯の冷凍方法をご紹介します。正しいご飯の冷凍方法についても解説していますので、ぜひチェックしてください。

冷凍ご飯の賞味期限

冷凍ご飯

余ったご飯を冷凍するとき、「どれくらい持つのか」と気になることがありますね。賞味期限が延びることはありますが、風味が損なわれたご飯はなかなか食べ進めることが難しいものです。まずは、冷凍ご飯の賞味期限をしっかりと把握しましょう。

  • 冷凍ご飯の賞味期限…約1ヶ月
  • おいしく食べるなら…冷凍後1~2週間以内が理想

冷凍ご飯を美味しくいただくために、適切な期間内に食べることが大切です。

ご飯を冷凍する際にやってはいけない3つのNG行為

悩む主婦

冷凍したご飯が美味しくない場合、冷凍の方法に問題があるかもしれません。間違った冷凍方法を知り、失敗を減らしましょう。

1. 熱いご飯を常温で放置

炊きたてのご飯を、粗熱を取る目的で炊飯器から出した後、常温で長時間放置するのは避けるべきNG行為です。

  • 常温で放置されたご飯は、水分が蒸発し風味が損なわれる
  • 細菌が増殖しやすくなる可能性がある
  • ご飯が乾燥し、表面が硬くなることがある

作り置きのおかずのように、粗熱を取ってから冷蔵庫へ入れるのが望ましいですが、ご飯の場合、冷めきるまで放置すると上記の問題が発生することがあります。

2. 大きな塊のままご飯を冷凍する

炊きたてのご飯を、冷凍する際にそのまま大きな塊で冷凍してしまうのは、避けるべきです。

  • 炊飯器から出したばかりのご飯を、一度に大量に冷凍する
  • ご飯を均一に広げずに、塊の状態で冷凍する

ご飯をそのままラップで包んで冷凍庫に入れると、完全に冷凍するまで時間がかかり、風味や食感が損なわれる可能性があります。ご飯は約150グラムごとに分け、均等に広げてラップで包んでから冷凍すると良いでしょう。

3. 冷めきったご飯を冷凍する

粗熱が取れた後のご飯を冷凍するのは基本的に正しい方法です。しかし、ご飯が完全に冷めてしまってから冷凍するのは避けるべきです。

  • 完全に冷めたご飯を冷凍すると、パサパサとした食感になり、風味も劣化する
  • 消化が悪くなる可能性がある

お米は元々消化しにくい食品ですが、水分を加えて炊くことでアルファ化が進み、粘りが出て美味しくなります。ご飯が完全に冷めると、このアルファ化が逆行し、生米に近い消化しづらい状態に戻ります。そのため、完全に冷めてからの冷凍は、解凍した際の美味しさを損なう原因となるのです。

正しいご飯の冷凍方法

冷凍ご飯3個

余ったご飯を正しい方法で冷凍し、風味や食感を損なわないようにしましょう。

  • 炊飯器から出したご飯を、一食分ずつに分ける
  • 湯気が立つような温かい状態でラップに包む…これにより水分の蒸発を防ぐ
  • 粗熱が取れるまで待つ…急速冷凍機能があれば、冷蔵庫の説明書に従う
  • 粗熱が取れたら、冷凍庫に入れる

以上の方法で冷凍することで、ご飯は風味を保ちやすくなります。ご飯に触れたときにほのかに温かいのが粗熱が取れた状態です。完全に冷めてしまわないように気をつけ、適切なタイミングで冷凍庫に入れましょう。

まとめ

ラップで包んだご飯

余ったご飯を冷凍保存する際には、正しい手順を踏むことが非常に重要です。誤った方法で冷凍すると、解凍後のご飯が期待外れのものになるリスクがあります。

美味しさを保つためにも、冷凍前にご飯を適切に扱い、特に冷凍するタイミングと方法に注意しましょう。日々の食事に余ったご飯を美味しく活用するため、これらの冷凍テクニックを覚えておくとよいでしょう。

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