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納豆は混ぜて食べる派?混ぜないで食べる派?
古くから日本で親しまれてきた納豆は、近年、世界的にも多くの健康効果を得られるスーパーフードとして注目され始めています。
しかし、そのネバネバとした独特の食感から、苦手意識を持つ人も多い食材です。そのため、最近では納豆を粉末状にし、ふりかけるだけで納豆の栄養効果を得られる商品も開発・販売されています。
そんな納豆ですが、混ぜれば混ぜるほど粘つきが出るという特徴を持っています。納豆を食べる人の多くは、納豆を混ぜて食べているのではないでしょうか。しかし、苦手な人は粘つきを抑えるため、なるべく混ぜる回数を減らしているという人も。
一般的に納豆は混ぜて食べるものと思われがちですが、実際に納豆を混ぜないことでデメリットはあるのでしょうか。
納豆は混ぜない方がいい?混ぜないメリットとデメリット
納豆は混ぜて食べる人が多いですが、納豆を混ぜないで食べることで、混ぜて食べる時と違いはあるのでしょうか。ここでは納豆を混ぜないメリットとデメリットをご紹介します。
納豆を混ぜないメリットとは?
納豆を混ぜないで食べると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 苦手意識を持つ人も多い粘つきを抑えられる
- 粘つきがなくなるので手や口周りを汚しにくくなる
- 納豆特有の匂いを抑えることができる
- 納豆の豆本来の食感を楽しめる
基本的には、納豆の粘つきがなくなることで、納豆の粘つきに対して苦手意識を持つ人でも食べやすくなったり、匂いを抑えることができるため、匂いが気になる人も食べやすくなるといったメリットがあります。
納豆を混ぜないデメリット
一般的に納豆は混ぜて食べる人が多いですが、納豆を混ぜないで食べることで、何かデメリットは生じるのでしょうか。
- 粘つきが少なく独特のネバネバ感を楽しめない
- 空気を含ませないことでまろやか感がなくなる
- グルタミン酸が出ないために旨味が減る
納豆を混ぜることで、空気を含ませたり大豆タンパク質が分解されることで旨味成分を引き出したりします。これらがなくなるため、納豆の旨味が減ったり、まろやかさか減ったりするといったデメリットが生じます。
また、「納豆のネバネバ感が好き」という方にとっては、粘つきが少なくなるため、少し物足りなさを感じるかもしれません。
「納豆を混ぜるか混ぜないか」に栄養の違いはない
ここで気になる点は、納豆を混ぜる、混ぜないによって、栄養の効果に違いは出ないのかという点です。実は、納豆を混ぜても混ぜなくても、納豆で得られる効果にさほど違いはありません。
つまり、納豆を混ぜるか混ぜないかという違いは、納豆の食感や旨味が変わるだけなのです。実際、納豆連でも納豆を混ぜる人と混ぜない人がいるそうで、「ご自身で好きな食べ方を見出してくださいね」と仰っています。
実はこの食べ方は損している!?納豆の豆知識を解説
最後に、納豆を食べる上で実は損している食べ方について少しだけ解説します。
- 納豆は朝と夜で強化される効果が異なる
- 食べ過ぎは新たな病気を生み出す原因になることも
- 50℃以上の高温調理で納豆キナーゼの活性化が低下する
納豆は朝に食べるべきか、夜に食べるべきかという疑問を持つか違いますが、実は朝と夜では大きく得られる効果が異なります。
朝に食べると、腸を活性化させたり1日を始めるのに適した栄養素を多く摂り入れられるというメリットがあります。夜に食べると、納豆キナーゼを吸収しやすくしたり、血栓予防になるといった違う効果を得ることができるのです。
また、納豆は食べれば食べただけ健康効果を得られる食材ではありません。食べすぎると納豆菌の摂りすぎによる腹痛や吐き気を催したり、婦人系疾患を発症しやすくなるとも言われています。したがって、1日1パックが理想的です。
さらに、納豆を食べる際は、基本的に常温で食べることが勧められています。50℃以上の高温にさらしてしまうと、納豆キナーゼが活性化せず、栄養が十分に得られなくなってしまうためです。
納豆の混ぜ方は個人の好みに合わせてOK!
いかがでしたか。納豆を混ぜる、混ぜない論争は昔からありましたが、納豆の混ぜ方で栄養価に違いはありません。食感や旨味が変わるだけなので、ぜひ個人の好みに合わせた食べ方を見つけてみてくださいね!