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冷蔵庫はカビが繁殖しにくい場所だけど…
冷蔵庫は、設定温度が低いため、カビは発生しないと思いこむのはNG!冷蔵庫内はカビが繁殖しにくい温度ではありますが、カビが発生しないわけではありません。
- 密閉している
- 水分がある
- 食品がある
- 汚れを放置しやすい(気づきにくい)
カビは、環境さえそろってしまえば徐々に繁殖します。冷蔵庫の中がカビの菌で充満しないよう、注意すべき場所には目をかけておきましょう。
冷蔵庫にカビを呼ぶ!気を付けるべき4つの場所
冷蔵庫にカビを呼び込みやすい場所は、以下の通りです。
1.冷蔵庫の扉
冷蔵庫にカビが侵入する経路は複数ありますが、扉から空気中を漂うカビ菌が中に入り込むことも十分あり得ます。空気中を漂っているだけであれば無害な菌であっても、環境が合えば繁殖する可能性があるので要注意!
冷蔵庫は開けっ放しにせず、手早く食品を収納しましょう。空気中のカビの侵入を防ぎ、庫内の冷気を逃がさないためにも、冷蔵庫専用のカーテンなどを使用してみるのもおすすめです。
2.冷蔵庫の床
冷蔵庫の床は、食材や汁、水分がしたたり落ちやすい場所です。食べ物がこぼれたら、できるだけ早く拭き取らなければ、カビを呼ぶ原因につながります。
熱い状態の食べ物を冷蔵庫に入れるのは、絶対NG!冷蔵庫全体の気温が上がり、床に水蒸気が溜まりやすくなります。それだけでなく、あたたかい食材や周囲の食材を劣化させる原因にもつながるので注意しましょう。
3.野菜室の汚れ
気づいたら傷んでいた野菜を、そのまま放置するのは危険!野菜室は冷蔵庫よりも温度が高いため、カビの繁殖スピードが速い傾向です。
野菜は正しい方法で保存しておかなければ、あっという間に劣化してしまうものもあります。購入した野菜の特徴などを正しく把握し、野菜の劣化を防ぎましょう。
4.パッキンの溝
冷蔵庫のパッキンは水分が溜まりやすく、食べ物汚れが入りやすい場所です。ホコリなども溜まりやすいため、カビが発生しやすい場所といえます。
食べ物の汚れはもちろん、ホコリは溜まりやすいため放置してしまうのはよくありません。頑固汚れやカビ発生の原因になる前に、除去しましょう。
冷蔵庫のカビを掃除する方法
冷蔵庫のカビを除去する方法は、冷蔵庫を丸ごと洗浄するのが一番です。
- 冷蔵庫ないものを取り出して、空の状態にする
- 塩素系漂白剤を5倍に薄め、庫内にスプレーして扉を閉じて1時間放置
- その間に、ラックや板、ゴミパッキン取り出してを中性洗剤で洗う
- 庫内と同じ濃度の漂白剤に浸ける
- 放置後、庫内の漂白剤を拭き取って、乾燥させる
- 取り外したラック類を装着し、電源を入れる
カビは、一度繁殖してしまうと除去するのに時間と手間がかかります。菌をそのまま放置してしまうと、食材の劣化につながるため、放置は厳禁!庫内でカビが繁殖しているのを見つけたら、早い段階で上記のような方法を試し、カビを除去しましょう。
まとめ
冷蔵庫は、カビが繫殖しにくいけれど、繁殖しない場所ではありません。厄介なカビを庫内に呼び込まないためにも、注意すべき場所を把握してこまめにチェックしましょう。