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通年あるキャベツ、実は種類がある!
スーパーの野菜売り場には、時期によって若干価格のばらつきはあるものの、キャベツが通年おいてありますよね。春先になると春キャベツが店頭に並びますが、そのほかの時期はキャベツと表記されているため違いがあることを知らないという人が多くいます。
キャベツは元来涼しい場所で育つ野菜ですが、品種改良されて通年収穫、購入できているのです。今回は、時期で異なるキャベツの種類と特徴をご紹介します。
『春キャベツ』と『冬キャベツ』に違い
春キャベツと冬キャベツは、同じキャベツであってもいろいろな違いがあります。具体的にどのような違いがあるのかをまとめました。
春キャベツの特徴
産地は、千葉や神奈川が中心です。春キャベツには、ほかの時期に収穫されるキャベツとは異なる特徴が複数みられるので、チェックしてみてください。
- 収穫時期…9~11月
- 外見…ふんわりと緩やかにまいている
- 葉の状態…柔らかい
- 味…生のままでも甘い
- おすすめ調理方法…生サラダや炒め物
春キャベツといえば、柔らかで緩くまいた葉が特徴です。ほかに時期のキャベツに比べると、レタスの形状に少し似ています。
冬キャベツの特徴
産地は、愛知は千葉が中心です。春キャベツにはない特徴をもっており、ほかの時期とはおすすめの調理方法が異なります。
- 収穫時期…11~3月
- 外見…しっかり巻いている
- 葉の状態…肉厚で固め
- 味…加熱すると甘みが強めになる
- おすすめ調理方法…煮物(ロールキャベツや鍋など)やスープ、蒸し料理
冬キャベツは、ほかの時期に比べて葉が肉厚です。千切りにしてもキャベツそのものが肉厚なので、少し食べにくいかもしれません。煮物やスープにすると、葉が柔らかくなり、食べ応えも十分!特にスープに入れると、栄養を丸ごと摂取できるのでおすすめです。
夏キャベツってどんなもの?
産地は、群馬や長野の涼しい地域が中心です。品種改良されたといっても、涼しい場所でキャベツは育つのです。夏キャベツには、以下のような特徴があります。
- 収穫時期…7~8月
- 外見…しっかりと巻いている
- 葉の状態…柔らかい
- 味…甘め
- おすすめ調理方法…千切りサラダや炒め物
水分が多めなので、サラダや炒め物に向いています。そのままでも食べられる葉の柔らかさなので、サラダはもちろん浅漬けなどにも最適!食感は春キャベツに近いので、簡単調理で食べられますよ。料理初心者の人でも調理しやすいので、スーパーで見つけたら購入してみましょう。
まとめ
キャベツには、季節によっていろいろな種類が開発されています。時期と種類に合った調理方法を実践し、キャベツのおいしさを堪能しましょう。