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シロアリの発生に注意すべき時期とは
家を食い荒らしてしまうシロアリ、怖いですよね。シロアリにはいくつかの種類があり、中でも羽アリ活動時期が若干異なります。
- ヤマトシロアリ…4~5月、生息範囲が広い
- イエシロアリ…6~7月、日本の南側に生息
- アメリカカンザイシロアリ…7~10月、生息範囲が狭い
シロアリの羽アリは上記の期間でよく見られますが、シロアリの活動期間に四季は関係ありません。一度家に入られると、常に女王アリが産卵し、数が増え続けているのです。
シロアリが発生する家に共通している4つのこと
シロアリが好む家には、いくつかの共通点がみられます。
1.鉢植えや盆栽がたくさんある
シロアリは、家以外の木材や湿気も好みます。
- 草木が生い茂って日当たりが悪く、湿気が多い
- 雑草などでうっそうとしている
- 盆栽や鉢植えなどが豊富
シロアリの餌となるもの、過ごしやすい環境が整っているのは危険!
2.家の周りに木が多い
家の周りに、シロアリの餌となるものがたくさんあるのは危険信号!
- 家周辺の柵が木造
- 近場に公園や森林がある
- 家の周りに木造の家具を放置している
家に設置するものは、自分たちで選べます。しかし、公園や森林はもともとあるものなので、上手に付き合いつつ対策を練っていきましょう。
3.床下に空気が通りにくい
家の設計上、シロアリが侵入しやすい環境が整いやすい可能性があります。
- 床下そのものが低くて狭い
- 通気口の数が少ない
- 通気口をふさぐように物を置いている
家は、室内に限らず通気性をよくしておくべきです。通気口をふさぐような形で大きなものを置いてしまうと、シロアリから狙われやすくなるので要注意!
4.家全体の湿気が多い
家全体に湿気が多いと、シロアリが繁殖しやすくなります。
- 押し入れがじめじめしている
- 雨漏りしている
もともと湿気が多いのであれば、湿気を排除するアイテムを適度に使用しましょう。雨漏りしたら放置せず、その都度業者に相談して修繕するのがおすすめです。
シロアリが侵入しないよう注意すべき点
シロアリは、いったん侵入したら素人では駆除するのが難しいものです。シロアリの侵入を防ぐためには、以下の点をチェックしましょう。
- 家の周りに、餌となる木材を置かない
- 家の周りに不要なものを置かず、風通しのよい環境を作る
- 水漏れ、雨漏りを発見したら、できるだけ早く修繕を行う
- 建築から5年が経過している家
上記の点に注目し、シロアリの侵入しにくい環境を整備しましょう。
鉄筋コンクリートの家であっても、シロアリは侵入し、被害を被る可能性は十分にあります。小さなひび割れから侵入し、餌となる部分を食い荒らすため、木造の家だけでなく鉄筋コンクリートの家もシロアリには注意すべきです。
まとめ
シロアリは、どんな家でも発生するリスクを持っています。築年数や周辺環境、家の状態などを考慮し、不安な点がある場合は専門業者に相談してみましょう。