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子どもが言うことを聞かない!
子どもは、いつでも親の言うことを聞くわけではありません。成長とともに自我が芽生え、自らの考えや価値観を持ちます。親と意見が合わないときは、親が言っていることを聞き入れられないこともあります。子どもが親の言うことを聞き入れにくくなる時期は、以下の通りです。
- 6歳前後…第一次反抗期
- 小学生…中間反抗期
- 中学生…第二次反抗期
それぞれの年齢に沿った接し方で、子どもの成長を見守りましょう。
子どもが言うことを聞かない時の『絶対NG行為』6選
子どもは、親の付属物ではありません。言うことを聞かないからといって、以下のような行動に出るのは絶対NG!
1.子どもの言い分を聞かず「ダメ!」
子どもには、子どもの言い分があります。言うことを聞かない理由を聞かずに、頭ごなしに「ダメ!」と子どもを否定してしまうのはNG。子どもがどのような考えを持っているのか、どうすればお互い傷つかず正しい答えを導き出せるかを、子どもの一緒に考えてみましょう。
2.子どもを脅して黙らせる
子どもが恐怖心を持っているものをちらつかせて、言うことを聞かせるのはNG。
- 怖い存在(お父さんなど)に言うなど、告げ口で脅す
- お化けや鬼など、子どもが恐怖心を抱いているもので脅す
- 警察や怖い人が来るなど、現実味のあるものを使って脅す
親の言うことを聞くのではなく、子どもが怖いものを避けているだけなので、根本的な解決には結び付きません。
3.論破して命令する
子どもの言い分や言い訳は、筋が通っていないものが大半です。だからといって、大人の正論を子どもにぶつけるのはよくありません。
- 言い訳しないで勉強しなさい
- お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから言うこと聞きなさいなど
子どもの気持ちを無視した行為を繰り返すと、親に対する不信感が増すばかりです。
4.子どもの存在を無視する
子どもが自己主張をしているにもかかわらず、それを丸ごと無視することは絶対に許されない行為です。
- 子どもの自尊心を傷つける
- 自己肯定感をなくす
- 信頼を失う
子どもとの関係が崩れ、関係が修復できないまま距離を取られてしまう恐れがあります。
5.好きなもので釣り、親の都合のいいように子どもを誘導する
自分の都合が悪くなると、子どもをコントロールするために子どもが好きなものを目の前に吊り下げるのはNGです。
- わがままのたび好きなものをちらつかせて、言うことを聞かせる
- ゲームやYouTubeなどを都合よく渡して静かにさせ、自分の用事が終わった途端取り上げる
子どもは、親の行動をよく観察しています。すぐにまねをするようになり、周囲の子と健全な関係を築けなくなってしまうかもしれません。
6.心を深く傷つけ、言うことを聞く環境に仕立て上げる
子どものわがままや自己主張そのものを受け付けない姿勢は、子どもの心の成長に悪影響を及ぼします。
- 「あんたなんかいらない」など存在そのものを否定する
- 家から放り出す
- 言うことを聞かないと殴る
- 他人と比較し、劣等感を植え付けて言いなりにさせる
自分で考え、行動や発言することに対し、消極的になってしまいます。
心身共に疲れてしまった…そんなときに試したいこと
子どもには子どもの考えがあります。それに耳を傾けて尊重すべきだとは思うけれど、わがままに付き合い続けるのは心身共にすり減ってしまいやすいものです。親だからとすべてを背負い込まず、疲れたときには心身を休める時間を作りましょう。
- ひとりの時間を作る
- 深呼吸して、気持ちを落ち着かせる
- なんでも世話を焼くのではなく、子どもがやらなければならないことは子どもに任せる
- 家族(特に伴侶や義親)の悪口をいわない
自分の子どもといえど、常にゼロ距離で接し続けるのはよくありません。お互い適度に距離を持ち、相手を尊重しあえる関係を作りましょう。
子どもが幼い時期だからこそ、ひとりになる時間を持つべきです。伴侶や両親などをに頼み、睡眠時間や心身の疲労回復を行ってくださいね。
まとめ
子どもは、日々成長しています。心身が成長する中で、親に対して反抗的になる時期は誰にでもあります。子どもの意見を聞き入れ、気持ちに寄り添いつつ、子どもの成長を見守りましょう。